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クリエイターインタビュー

「鳥人間」開発者 高橋晋平さん

外国の民芸品が発想のヒントに

―― とてもユニークな商品ですね。どんな発想で作られたんでしょうか。
高橋 プレイトイ事業部にいたときに「X-Flyer」という飛ぶ玩具を作ったことがあったんですよ。それが凄く売れて、飛ぶものはテンションがあがるしイケるなという感触があったんです。 なのでガシャポンでも一度作ってみたかったんですが、200円でカプセルに入るものでは飛ばすのが難しいなと思っていて。そんな時、シンガポール旅行で、竹でできたトンボがユラユラ揺れる民芸品を見かけて、こんな風にしたら飛んでいるようにみせられるんじゃないかと思ったんです。 そこから協力会社さんと相談しながら試作品を作っていき、今のようなかたちになりました。
―― 現物をみると、思った以上に浮いてみえるのに驚かされます。
中心部分に磁石がついていたりするんですか。
高橋 いえ、これは手の中に重りが入っていて、全体のバランスをとることで浮かせています。 だから、どこに置いても浮くんですよ。実は凄く手間がかかっていて、この形になるまでは かなりの試行錯誤がありました。量産しても同じ重さをたもつのに苦労して……。 細かい話ですが、宇宙人のグレイのボディは、最初成形色ではなく、肌色の成形色のうえから 灰色の塗料で塗っていたんですよ。そうしたら塗料の重さの分だけバランスが崩れてしまって、 急きょグレイも成形色で作ることに変更したこともありました。
―― 本当にギリギリのバランスで成立しているんですね。
高橋 1グラム以下の範囲で微調整して、それぞれの
キャラクターごとに手の重りを変えています。
ギリギリのバランスという話でいうと、
これはあまり言いたくないことなんですが、
OLの前髪を斜めにしているじゃないですか。
そのせいで微妙に傾いて浮いてしまうんですよ。
髪を真ん中で分ければ問題ないんですが、
やっぱりOLはお洒落だから真ん中では分けないだろうし、
飛行機だって曲がるときは傾くしなと自分の中では納得しています。
―― バランスの他に、苦労された点はありますか。
高橋 ガシャポンの安全性をチェックするときに、踏んだら痛いから危険だと言われることが 多いんですよ。「鳥人間」の台座も、最初はただ棒を突き立てていたから駄目だと言われてしまって。そこから品質保証の人と話して色々考えていくなかで、棒に段をつければ、仮に踏んでも 倒れるか折れるかするからケガはしないだろうということになったんです。そうしたら奇跡がおきたんですよ。
―― ああ、なるほど! それでダブル飛行が生まれたんですね。
高橋 そうなんです(笑)。最初は台座に2つ乗せることなんて全く考えていなくて、その時に ガシャポンって面白いなと改めて思ったんですよ。色々な制約があるからこそ生まれるアイデアもあるんだなと自分自身、凄く勉強になりました。

「鳥人間」にこめたメッセージ

―― 「鳥人間」のような商品は、会議で魅力を伝えづらいと思います。
どんなプレゼンをして企画を通したのでしょうか。
高橋 プレゼン用に自撮りのイメージ動画を作ったんですよ。映画「E.T.」のメインテーマをかけながら、試作品の「鳥人間」がカットインする映像を会議で流したら受けて「面白いじゃないか」ということになって。
―― 企画書だけではなく、映像もというのは面白いですね。
高橋 市場的にも、デスクトップに飾るグッズが最近好調で、「鳥人間」みたいなものを飾ったら話の種になるとも思ったんですよね。キャラクターの選定も大人向けを意識しています。
―― なるほど。それで商品案内に、コアターゲットとして20歳から30歳の男女、
社会人向けとあるんですね。
高橋 実は、この商品には隠れたメッセージがあって、やっぱり社会人はみんな疲れているじゃないですか。でも、諦めなければ飛べるんだっていう思いをこめているんです。
―― えっ、そんなメッセージが込められているんですか。
高橋 実際どう感じられるかはともかく、人間の深層意識に何かしら訴えるものがあると面白いと感じてもらえるんじゃないかと思っているんですよ。過去に作った商品でも、「∞(むげん)プチプチ」だったら「永遠にプチプチを潰したい」という風に、ひとつのキーワードやコンセプトで作ることが多いですね。
―― 今このお話はバンダイ本社が入っているスカイツリーの上の階でうかがっていますが、 高橋さんご自身が飛びたいと思うことはあるんですか。
高橋 毎日思ってます(笑)。会社のレストルームから外の景色をみながら、ここから飛んでいけたらどんなにいいだろう……と。
―― なんと言ったらいいか……お仕事大変なんですね(笑)。実際にバンジージャンプなどをやるのがお好きだったりするんですか。
高橋 高所恐怖症で高いところは大嫌いなんです(笑)。飛びたいというのは憧れだけですね。

コミュニケーションのきっかけに

―― 最後に、「鳥人間」を手にとられる方へのメッセージをお願いします。
高橋 コミュニケーションのきっかけになってもらえると嬉しいなと思います。オフィスや家の玄関、お店など、どこにでも置いていただいて、「何これ?」みたいなところから話が始まればいいなと。最近はデスクに飾っている写真をウェブにアップされている方も多くて、実際に使っていただいているシーンをみる機会もあるんですが、ほんとに嬉しく思います。家電量販店に行くと、ガシャポンって大体誰かがまわしているんですよね。以前、自分が作っていた玩具と比べると、ガシャポンは目の前で買っていただくところをみることが多いので、そういう点でも喜びが大きいです。
―― 実際に、お店に行かれることもあるんですね。
高橋 開発したガシャポンが発売されたらお店まで行って、絶対に自分でも1回まわすことにしているんですよ。その時に、どういう気持ちだったかというのが凄く大事だなと思っていて。200円でまわして出てきたときの嬉しさイコール商品力というか、非常に分かりやすいんですよね。そこでお客さんの欲求に強く訴えることができるような商品を、これからも作っていければなと思っています。

プロフィール

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