「ガシャポン®」のアイデアや企画について学ぶワークショップを開催
「ガシャポン®」のアイデアや商品企画について学べるイベント「ガシャポン®企画ワークショップ」を2023年9月10日(日)、東京・台東区のバンダイ本社で実施しました。
本ワークショップは、8月8日(火)の「ガシャポン®の日」から10月31日(火)まで開催中のガシャポン史上初のアイデアコンテスト「ガシャポンドリームコンテスト」(https://gashapon.jp/88_2023/gashadrecon/)の一環として企画したもので、X(旧Twitter)を通じてご応募いただいた「ガシャポン®」好きな小学生と中学生をお招きし、ヒット商品を生み出す秘訣を学びながら企画立案やプレゼンテーションを体験していただきました。
参加者のみなさんには、まず本社内にあるミュージアムスペースを見学していただきました。付き添いのお父さんやお母さんが生まれる前に登場したおもちゃや子どもの頃に親しんだキャラクター、そして最新の人気アイテムまでズラリと並ぶショーケースに親子そろって釘付け。
「懐かしい~」「これ買ってもらった」という声があちこちから聞こえてきます。
ワークショップの講師は、2000年にバンダイに入社し、さまざまなヒーローやヒロインの商品をヒットさせてきたベンダー事業部の片野良太が担当しました。
「商品をヒットさせるには、できるだけ短い言葉で伝えること。パッと見た瞬間、楽しいとわかることが大切」が、片野先生の考える“秘訣”です。
ちょっと難しい話のようにも聞こえますが「あまり常識を意識しないで“好きな言葉”と“飾る言葉”を何個か書き出し、意外なものを組み合わせたらおもしろいアイデアが生まれることもある」と解説する片野先生のアイデア例「しゃべるはさみ」と「カラフルおにぎり」を見た子どもたちは「へぇ~~」と興味津々。
配られたコンセプトシートに早速、アイデアを書き出してみます。
あまり聞いたことがない「コンセプト」という言葉に戸惑っていた子もいましたが、片野先生が「考えずに書いた方がおもしろくなる」とアドバイスすると、意外なほどスラスラと言葉が思い浮かんできます。
「考えない方がいい」って、けっこう楽しい作業なんですね。
おもしろいアイデアが見つかったら、それを商品化するためのイラストを描きます。
今回のワークショップでは、制作したイラストを半透明のプラバンに描き写してオーブントースターで加熱し、収縮したものをキーホルダーとして完成させるところがゴールとなります。
マジックや色鉛筆で自由に着色して…ここまでくれば完成も間近です。
自分で生み出したアイデアが形になっていく楽しさや感動が、子どもたちの表情から伝わってきます。
こうした喜びは小学校低学年でも中学生でも、そして大人でも同じように味わえることを実感していただけたのではないでしょうか。
家庭用のオーブンに入れて加熱すると生き物のようにうねりながら収縮し、大きかったプラバンがわずか数十秒で手のひらサイズに変身します。
あとは厚めの本に挟みながら冷まし、好きな色のチェーンを通せば完成です。
最後は制作した作品とコンセプトを発表。
商品としてのポイントやどんな人に買ってもらいたいか、何種類くらい作るか、1個いくらで売るか…など、会社の企画会議さながらのプレゼンテーションを体験していただきました。
人の前に出て自分の考えを伝えることは大人でも難しいものですが、同じ作業を体験した「ガシャポン®」好きの仲間だから大丈夫。
自分では思いつかない意外なアイデアの発表に「なるほど~」と感心する声があがり、ワークショップ会場にはたくさんの笑顔があふれていました。
「ガシャポンドリームコンテスト」では、「今までに見たことがないガシャポン」をテーマに、商品アイデアと自販機ラッピングの2部門で10月31日(火)まで応募を受け付けています。
ぜひ本レポートでご紹介したアイデアの作り方を参考にしてみてくださいね。
みなさんからのご応募をお待ちしています!