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検索結果:AQUA SHOOTERS(45件/9ページ)

AQUA SHOOTERS!通信 ~2022年に向けて!~

こんにちは。開発担当のK澤です。

 
アクアシューターズの振り返りを先日行ったのですが、今回は来年の展開についてもいろいろ記事にしていこうかなということでブログの更新です。とはいえ、公開できる情報はあんまりないので年末の読み物としていろいろ細かい話をしていこうかなと思います。開発話などに興味がある方はお読みください。

2021年もいよいよ終わりですね。かるくこちらの記事でも振り返っていくと、今年は通常弾に加え、フェイスセットのアナザーカラーやアイマス・虹ヶ咲といったグループIPとのコラボなど従来なかった展開を行いました。高額ラインがある程度軌道にのってきているため、シリーズの継続展開に光が見えてきたかなというのが今年のアクアシューターズの状況です。

 
現在3周年で怒涛の毎月アクアシューターズ発売が続いていますが

年明けの2月には通常弾最新作8弾が登場します!
8弾の開発話を少しすると、従来のアクアシューターズでは部分流用が必須で、本来は胴体・頭・オプションのみを新造してあとは流用というのが商品化を実現する条件なのですが、今年いろいろと展開してきた利益をすべてここに投入して新衣装の展開が実現しました。圧倒的目新しさ!ですね。6弾のメイド衣装と同様、単体では全く成立させられないのでDXストリートガールとの同時展開となります。今回もたくさんのご予約をいただきました。ご予約いただいた皆様ありがとうございます。

パーツ流用周りの構造の話に関しては前回の記事にもリンクを付けた4弾の開発ブログをご参照ください

AQUA SHOOTERS!通信 ~4弾完成まであと少し!~


 
今回は思い切って完全新造にしてみましたが、実際にやってみて衣装全部を新造するのは今後はちょっと難しそうです(無理がありすぎました)。8弾だけのスペシャルです。また、当初成形色の金型打ち変えor彩色が必要になってしまうのでシャツや靴の色を変えることが無理と工場から言われており、白1色になる予定だったのですが全力えいや!で3色に。これに関しては絶対色変えてよかったですね!

オプションも着せ替え要素などを追加し、プレイバリュー抜群なので是非いろんな組み合わせで楽しんでいただければ幸いです。

そして、通常弾は9弾も開発進行中!6弾で好評だったメイドスタイルをさらに進化させ、胴体部分を新デザインに変更&着せ替え要素としてカチューシャ&しっぽを導入するなど遊びの幅を広げております。ちなみに、この動物耳のカチューシャはメイドカチューシャと同じ構造になっているので勘合部分をカットすれば既存のアクアシューターズにも使うことができます(頭部の形状によってつけられる・つけられないはありますが)

 
9弾は5月発売でBOX版好評予約受付中!

アクアシューターズ9弾BOX版予約はこちら
 
そして、いよいよ通常弾は記念すべき10弾を迎えます!
オリジナルのコンテンツが10弾を迎えるというのは非常に珍しいケースで、来年で4年目というのを考えるととんでもないことです。ここから先も継続していきたいですね!

 
・・・なのですが、今のところ10弾はまだ全く作ってません。
 
作る予定はあるのですが、従来の制服に合わせていこうか、6弾や8弾のようにDXとの合わせで新規衣装にするかなどなどをまだ決めかねているのでどうしようかな~と。8弾もまだ出ていないタイミングなので、来年の秋以降になる10弾の仕様決定には年内いっぱいくらいは悩む時間があるのですがなかなか難しいところだなと!というのも、新規衣装のほうが引きが強いかなとは思っていたのですが、実際のところ新規衣装と制服でほとんど差が出ないというのがわかってきたのでここで更に通常弾で新衣装を作る必要はあるのか?という問題に直面しております。新衣装のペースが少し早すぎるなと。6弾・8弾・9弾が特殊衣装ですが、前回の記事でランキングを公表したところでもわかる通り特殊衣装になったからといってBOXの予約や店頭実売が飛びぬけて上がっているということはないのでこれをどう判断するか・・・というところでいろいろ考えております。衣装を変えると目に見えて劇的に変化がある!とかなら特殊衣装を出しまくるとかも一つの選択肢なのですが、多分そうじゃないなというのが現時点で見えているところになります。(※8弾がBOX予約は締まりましたが発売まだなのでここでいきなり店頭販売が劇的に変わる可能性も無きにしも非ずですが)

良く解釈すれば、シリーズ通して集めている人が多いから衣装が違おうが何しようが安定して同じくらいの実績になると考えることもできますし、高額品もしっかり予約してもらえるのでそういった部分では拡大していけるとも言えます。一方で、制服での統一感があることに価値を見出している人も非常に多いというのがミニブックについているQRから飛べる商品アンケートの結果からもわかってはいるので10弾をどっちに持っていくか・・・悩ましいですね。

 
ちなみに、新衣装でそこまで大きく伸びに影響がないというとネガティブな印象を受けてしまう方もいるかもしれませんが、1番大事なのは販売が落ちていないということです。シリーズ商品はほとんどのものが1弾が最高数字であとは徐々に数字が下がっていく(試しに買ってみたユーザーや、継続ユーザーが離れていく)というのが常です。ましてや9弾まで続いているシリーズで1弾から一切離脱無しに全員がついてきてくれているなんてことは絶対にないので、販売が落ちていないということは、新規ユーザーが入り続けてくれているということなのです。これは、BOX版がPBに移行したことで新規率なども見ることができるようになっているので明らかになっています。BOXの予約数と高額ラインの予約は伸びているのでブランド全体では伸びているといえる状況です。

 
コロナ禍でちょうどシリーズ真ん中の5弾くらいのタイミングで結構ぐらついたので他の長寿シリーズと同じ見方をしていいのかどうかは難しいところですが、基本は制服で合間に特殊衣装を挟んでいくというのがベストかなぁというのが現時点での考えです。

ちなみに要望が多いのがセーラー服の色違いですね。まだセーラー服スタイルは4弾だけなので確かになぁ・・・と。あと、オプションセットにエフェクトパーツを入れてほしいというのが多いですね。過去に展開したガシャポンエフェクトのアクアシューターズコラボ版も好評だったので、炎寄りの造形ではなく(炎の色替えですからね…)ちゃんと水の形にしたエフェクトをラインナップの一つに入れてあげるというのはアリかなと。

【参考】ガシャポンエフェクト

【参考】過去にイベント展示したバリエーション案

 
といった感じで、過去のデータやアンケートなど様々なものを見つつ10弾どうしようかなというのが通常弾の現時点での進捗です。2022年に展開するのは8・9・10弾までで、来期(~2023年3月)まででいうと11弾までという感じですね。

 
【コラボライン】
動かしているものはあります。
動かしています・・・が、結構複雑なものなので形になるのか?というので道は長く完成は遠い感じです。コラボラインは現時点ではそこまで拡大を考えていないのですが(通常弾の開発だけでも結構大変なので並行してあれもこれもは動かせない)虹ヶ咲が大好評なのを見てるといろいろ出したくなるなぁという気持ちもありでなかなか悩ましいところです。こちらは春~初夏までには新しいのを1つ案内できればなぁと思っておりますのでお楽しみに!何も出てこなかったら、道は遠すぎたんだな・・・・とご察しください。

 
【オプションライン】
オプション系に関しては基本はフェイスパーツを継続展開(色替え版&新規)しつつ、非常に好評だったウェポンセットやどう商品化するか全く定まっていないお座りパーツなどもどこかで展開したいなと考えております。ミニチュア系の商材などもいろいろ出ており、そういったものとの組み合わせ需要もあるので周辺商材をもう少し充実させたいなとも考えております。給水タンクとかステージ再現パーツ、日常アイテムなどの拡充も結構よいのではないかなと。このラインも現時点では受注中の「フェイスパーツセット7」「フェイスパーツセット8」以降をまだ何も動かしていないのでそろそろ考えていかなければという感じです。アクアシューターズというシリーズ自体が通常弾では採算が取れないものなので、高額ラインとオプションラインがどれだけ売れてくれるかで続けられるのかどうなのかが決まってくるためここが生命線なのでしっかり展開していきたいですね。





フェイスセット7弾・8弾は12月24日受注締め切り!お忘れなく!
予約ページには画像クリックで飛ぶことができます。

 
【高額ライン】
プレミアムバンダイで展開しているDXメイド長や泉かのん、DXストリートガールなどのラインも仕様面での満足度の高さなど非常に好評なのでこちらも継続して展開していく予定です。特殊衣装を展開するときに通常弾だけでは成立させることができないのでメイド長やストリートガールのように通常弾とセットで出すパターンが基本となります。また、結構準備が大変なのでなかなか手が出せずで次弾が展開できていませんが過去弾のバリエーション展開でガシャポンオンラインのアバターコレクションもどこかで展開できればと考えております。アバターコレクションが好評だったことと、1.5弾がコロナ禍最初の緊急事態宣言ドンピシャでダメージも大きかったこともあり、店頭展開で過去弾バリエーションはちょっと難しいかなというのもあるのでこちらは年1~2回くらいの展開を目指したいところです。

 
このような感じでそれぞれのラインをどう動かしていくのか?で悩みつつ、しかし堅実にシリーズの拡大を進めております。2022年はアクアシューターズをさらに成長させる1年とすべくいろいろ展開していきますので、2022年もよろしくお願いいたします。

 
【皆様に是非お願いしたいこと】
シリーズも結構ご長寿になってきているので、拡大していくためにユーザーの皆様にもご協力をお願いできればと考えております。面倒な部分もあるので気が向いたときにご協力いただければ幸いです。

 
■商品アンケートにご協力ください
各商品のミニブックやPKGには商品アンケートへのQRがついております(商品ごとに異なるQRがついています)。こちらのアンケートに是非ご回答ください。こちらのアンケートで購買層がどういった層なのか?(年齢や男女比など含め)満足度はどれくらいだったのか?などなど、アンケートがすべてではないですがこれらの情報なしにユーザーが何を感じたかを語ることはできないというくらい貴重な情報源となっております。たとえば、このブログとかツイッターでユーザーからの評価をお伝えしているときに「自分の意見とは違うな?」と思う方もいらっしゃると思うのですが、主観や感覚論ではなく客観的データを基に皆様に情報をお届けしたり、商品の参考にしたりしております。これがないと、私がこういうのがいいと思う、こういうのがみんな好きで求めてるんですと言っても「それあなたの意見ですよね?」という流行りの一言で一発論破なので、多くの方の意見が詰まったアンケートは非常に大事なものなのです。裏を返すと、こういった客観データなしに消費者はこういうものを求めてるんだ!(断定)といわれても「それあなたの意見ですよね?」となるので、やはり客観データというのは非常に大事だなと。

超極秘資料なのですが7弾のものをちらっと見せてしまうと、こんな感じでアンケートの各回答はグラフ化され一目で皆様がどのように感じたのか?何が良くて何がダメだったのか?などなど色々なことががわかるようになっています。例えば、お気に入りのラインナップでは全4形状(キャラ3、武器1)全体で見たときにバランスが良く分布しており、キャラ間の人気も差がほとんどなく非常にバランスが良い素晴らしい結果になっているのに加え、満足度も非常に高いというのがわかります。(バランスは良いものの比較的さくらこ人気なんだなっていうのもなんとなくわかりつつ)人によっては嘘だろ?ってなるかもしれない結果もあって、例えば6弾の人気ラインナップグラフを見ると他の弾よりもオプション人気が高く、特にソリッドカラーのテーブルセットがキャラ人気に近いくらい高い結果になっていたり、より多くの人から意見を集めたからこそわかる客観的な結果をここで得ることができるのです。より多くの方のアンケートが集まればより精度の高い皆様の評価や今後の展開の指標を立てていくことができますので、商品ご購入の際には是非アンケートへのご回答をお願いします。

 
■商品情報の拡散や遊び方のユーザー間での共有などを是非お願いします
昨今はネット社会になり、従来とは情報の伝わり方が変わってきているというのが現状です。当然、各WEBサイトへの情報掲載や雑誌への情報掲載などなど既存プロモーションもフルで展開しており、やってないのはTVCMくらい(商品単体ではありえないのでそもそも論ですが…)というくらいには各所に商品情報は掲載されそれを基に皆様にも情報が届いているのですが、SNSなどの拡散速度に及ばないというのが昨今のネット社会です。商品情報や、コミカライズの更新など是非リツイートなども含め拡散をお願いできますと幸いです。最近はツイッターでの情報発信が中心になっているからというのもありますが、アンケートでの商品認知手段も雑誌や公式HPなどをおさえ、SNS経由というのが1~2番に来ることが多くなっております。



コミカライズに関しては公開時後のRT数、♡数とそのタイミングで受注している商品の受注への影響で今後の継続が決まります。より多くの人に情報をお伝えするに是非皆様の力添えをいただければ幸いです。また、ユーザーの皆様でより楽しい遊び方などの共有などユーザー間での交流も是非広げていっていただければ幸いです。

 
長期シリーズとしてここまで走ってきたアクアシューターズ!ですが、ここから先もさらに拡大していければと思いますので2022年の展開もお楽しみに!

 
ちなみにブログコメントも目を通してますので、皆様のご意見ご感想などお待ちしております。

※スパム対策のため「http~」などの文字列や、公序良俗に反したワードなどが入っていると自動的に削除されてしまうのでご注意ください。
 
(C)BANDAI
投稿日:2021.12.22

AQUA SHOOTERS!通信 ~2021年振り返り~

こんにちは。開発担当のK澤です。

2021年も残りわずかということでアクアシューターズの振り返りもブログ書いていこうかと思います。

 
アクアシューターズにとって2021年は2020年に続きなかなかに激動の1年でした。3周年ということもあり、現在も毎月関連商品が発売しているくらいにフィーバータイムをしていますが皆様ゲットしていただいているでしょうか?

2022年2月には最新の第8弾の発売も控えており



第9弾もBOX版を大好評予約受付中です

AQUA SHOOTERS!09ご予約はこちらより
 
AQUA SHOOTERS!も昨年春先の最初の緊急事態宣言でかなり厳しい状況に追い込まれましたが、何とか持ち直すことができシリーズ継続中となっております。通常弾に関してはユーザーがじわじわと増えてきているので、ここから拡大していければいいですね!プレミアムバンダイで展開している高価格ラインもメイド長だけが異常に売れたのかと思いきや、泉かのん、DXストリートガールと近しい数量で受注が集まっているので、こちらも拡大とまではいかないものの結構安定した状態になっております。

次はいよいよ記念すべき10弾・・・・実はまだ10弾なんも手を付けておりません。
単純にいつもならもっと公開があとの9弾をすでに公開してるのでまだタイミングじゃないっていうのもありつつ、記念すべき10弾だからなぁといろいろ検討中です。仕様面は大きく変えられないのでそんな目新しいものもなかなか作れないのでどうしようかなあと。10弾なんだから無理して豪華にしようぜ!と思うかもしれないのですが

 
「残念だったな・・・。今使っておるのがその10倍界〇拳なのだ・・・・・・・・・」
 
という状態なのでどうしようかなと。もともとのアクアシューターズの構成を(胴体と頭部だけ新造・あとは既存流用のみ)4弾くらいから逸脱しすぎているので今後の展開方法はいろいろ考えていきたいなというところです。4弾の時に今後2度とこんなできないよって言ってその後も使用を上げ続けてしまいましたからね。仕様面については4弾の開発記事などをご参照ください。

AQUA SHOOTERS!通信 ~4弾完成まであと少し!~


新しい衣装を作るときはDX版とセットでというのが今後のメインストリームかなという感じなので、10弾で新しい服を入れる場合はDX版との同時展開、既存パーツを使う場合はカラーリングとかちょっとした部分で差別化を図っていく感じになっていくと思います。

 
10弾・・・・悩ましいですがもうぼちぼち作りはじめないといけないタイミングなので、どんなのが出てくるのかお楽しみに!

 
さて、ここで今年の振り返りをしつつ、オリジナルコンテンツだからぶっちゃけ公開できる

歴代アクアシューターズの通常弾売上実力値ランキングTOP3(最新版)を大公開!
 
第3位は
3弾と

7弾が同率3位!

 
第2位は
発売後、異例の即再販も行われた第1弾!

 
そして、栄えある第1位は・・・・?
アクアシューターズガチ勢設定のベテランチーム、第2弾!2弾は頭2つ分くらい抜き出てますね。

 
となっております。とはいえ、2弾がずば抜けているのと、1弾が頭1個分抜けてるかなくらいで3位以下はほぼ同じくらいの実績です。3弾・7弾・4弾・6弾はほぼ同じくらいで誤差のレベル。緊急事態宣言の影響をもろに受けた1.5弾は他の弾と比べ1/3くらい、そこから復帰1発目だった5弾も少し低めです(出荷自体も少しだけ少なかった)2弾、1弾が抜けていて、コロナの影響を受けた弾以外は安定して同じくらいというのが現在のアクアシューターズです。

過去のブログにもどこかで書いたと思うのですが、シリーズ全体として、ずば抜けている2弾より売れるようにならないといけないというのがあるのでまだまだ道は少し遠い感という状況ではあるのですが、安定して同じくらいの通常弾に対して実はBOX版が伸びております。5弾より通常箱売りを一般販売からプレミアムバンダイのみに切り替えてからボックスユーザーが目に見えて増えております。箱売り版に関しては店頭販売をしているところの大体はカプセル版も売っているのと、WEB販売比率が高かったためプレミアムバンダイに集約されたことによって買いやすさが大幅に向上したのが一因かと思います。これは正直意外な結果で、PBに移行したら数量とユーザー数は多少減るだろうなというのがあったのですがむしろ増え、カプセル販売にも影響はありませんでした。BOXユーザーの伸びを考えると、アクアシューターズ全体のユーザー数が増えてきているのは間違いないですね。

 
現在もBOXは第9弾を予約受付中なのでこちらも是非!

AQUA SHOOTERS!09ご予約はこちらより
通常弾は売れ行きそのまま、箱版はぐっと成長し数量が伸びたというのが現状です。ここからどちらももう1~2段階伸ばしていきたいなというのが生産環境も悪化していく中で戦っていくアクアシューターズ通常弾の今後の目標となります。カプセルが売っているのを見たことがない、欲しいけどマシンすぐ売り切れてしまってなかなか買えないという方は是非BOX版をご利用ください。

 
【ちょっとだけ補足】
地元の売り場で導入してほしい!とか、どこを探したらいいのかわからないといった要望もあるかもしれないのでちょっとだけ流通的な側面で補足をしておきます。ガシャポンの流通は基本的にバンダイ→販売代理店(発注)→販売代理店が各売り場を回る(ラウンドする)ことでマシンに補充する。という形をとっています。一部、販売代理店から小売店舗に直接納品するパターンや、代理店から2次代理店・3次代理店という形で地方の細かい売り場をラウンドしている代理店に卸して売り場を回ってというパターンなど流れはいくつかありますが、基本は代理店の方がマシンに補充することで皆様のお手元に届くという流れになっています。

通常の流通だとバンダイ(メーカー)→卸問屋→小売店という流れですが、カプセルは販売代理店が発注から店頭補充までを担っているという流れになっています。問屋に卸して小売店舗に入って、お店の人が補充するというのではないのです。なので、カプセルマシンの上とかに「問題があった際は〇〇(代理店)まで連絡してください」とか、お店じゃなくてこっちに問い合わせてねみたいな看板があったりするのです。

例えば問屋→店舗に納品される普通の玩具などの流通パターンだと、チェーン店だったりする場合は店舗からの発注を本部が集約してまとめて発注→各店舗に納品したり、本部が一括で発注して各店舗に割り振りというような形をとることが多いので、同じチェーン店であれば大体同じ品ぞろえで物を買うことが出来たりします。一方、ガシャポンは大体は店舗に直接納品されたりするわけではないので、一律に同じチェーン店に同じ商品が導入されたりということはありません。それぞれの売り場の販売傾向に合わせて代理店の方がベストであると判断した商品を補充してくれているのです。例えばスーパーのガシャポンマシンであれば家族連れに合わせた構成になることが多いし、家電量販店などであればアクアシューターズのようなハイターゲット向け商材が売れるので大人向け商材が多めに補充されることが多いといった感じです。(売り場によって変わります)

各店舗の均一な品揃えのための一括発注みたいなのがないため、とりあえず入れるというのではなく、売れるものを売れる分だけ発注して各売り場に展開するというのがカプセルの販売スタイルです。毎月すさまじい数の新商品が世に出るので、ロングスパンで販売する一部のキャラや商品を除いて1か月で売り切るというのが大体の目安です。

売る数量は需要数に応じて発注された数で決まりバンダイではコントロールできないので、売る場所は代理店になるべく広くいろんなところに入れてもらうようにお願いしつつではあるのですが、売り場の特性、売れる数量に合わせて各地のガシャポン売り場のラインナップは決まっていきます。

そのため、商品をお探しなる際にアクアシューターズなどのハイターゲット系商材に出会いやすい場所(家電量販店やホビーショップなど)を中心に探していただくと見つけやすいので、アクアシューターズをお求めの際には参考にしていただければ幸いです。スーパーとかの売り場ではなかなか出会えないと思います。

そして、マシンでの販売数が伸びていけば他の売り場にも展開してみよう!ということになって売り場が拡大されていくといったことが起こります。電源を必要とするシステムが組み込まれたマシンも増えてきており、そういったマシンはガシャどこ?PLUSなどで商品検索できるのですが、まだまだすべての売り場をフォローできているわけではないので、SNSなどで是非ここで売っているよ!などの情報交換をしていただければ幸いです。

 
と、補足がちょっと長くなってしまいましたが振り返りに戻りましょう。

シリーズの要となるフェイスセット!もはや実はこっちが本体では・・・というくらいシリーズの要となっております。

 
フェイスセットももちろん、すべての表情を原川さんが書き起こしているので実は結構贅沢品!

 
お蔵入りになっている表情も結構あって、5弾の時には眼帯やモブ顔なんていうのも検討していました。

こういったプレイバリューを増していくサイドメニューがしっかり売れてくれると安定していいなという感じです。フェイスセットに手を出したことがないという皆様も是非フェイスセット試してみていただければ幸いです。現在は7弾&8弾が好評受注受付中です!



こちらの2商品はおまとめも可能ですので、是非まとめてゲットしていただければ幸いです。

 
2021年はいろいろ激動ではありましたが

■通常弾が安定している(まだまだ伸ばさなければいけない)

■BOX版が成長している

■DX版などの高額ラインも安定している(もう少し伸ばしたい)

 
というのが今年の進捗具合です。通常弾&BOXとDXが基本になりつつ、フェイスセットのようなオプション系を充実させていければと!そして、コラボラインなんかも合間にちょこちょこ入れていければと。10弾はこれからですが、それ以外にもアクアシューターズの新しい仕込みはじわじわと進めておりますので続報をお楽しみに!

 
そして、ついに連載が開始したアクアシューターズコミカライズ版も是非ご覧ください。



こちらはいずれも短期のプロモーション漫画として連載になっておりますが、効果があれば長期連載も可能性がありますので(むしろ長期にしたい・・・)漫画で上がったテンションで是非商品に手を伸ばしていただければ幸いです。ファンアートとかも増えていってコンテンツとして育ってくれればなと期待しております。

 
2022年はいよいよ4周年。オリジナルコンテンツとして異例の5周年に向けてしっかり走っていければと思いますのでよろしくお願いいたします。

 
(C)BANDAI
投稿日:2021.12.6

AQUA SHOOTERS!通信~7弾いよいよ発売!~

こんにちは。開発担当のK澤です。

なかなかまとまった時間が取れなかったり、駒形屋Twitterの方が明確に告知効率もVIEW数も高かったりでTwitterに傾注していたため、めちゃくちゃ久しぶりのブログになります。ブログ更新がしばらくなかったので、過去の記事に応援コメントなどなどたくさんいただいてしまっており、皆様のコメントのしどころも難しかったと思うのですが皆様のコメントにはちゃんと目を通しております!Twitterだとどうしても他の人も見れてしまうのでコメントしづらいっていうのはありますよね・・・。合間合間コメント書き込み用の記事差し込み入れてもいいかもですね。

 
久しぶりなので今の状況なども入れつつがっつりめでお届けします。

 
9月!・・・ついに!

 
AQUA SHOOTERS!7弾が発売します!
間にコラボ弾やフェイスセットなどいろいろ展開があったためシリーズとしてはそんな久しぶりではありませんが、通常弾としては半年ぶりの最新弾が登場です!

 
 
今回は大型武器が特徴的なオプションとして付属する大ボリューム弾!さりげなくスカートも新規造形となっておりシンプルながらしっかりとコストのかかった仕上がりとなっております。お嬢様学校のセレブな子達という設定で、この巨大砲(マテン砲)は結構お高い課金武器的な…。

ちなみに、7弾大型砲だけだと物足りないかな~なんて思って、当初は他にもこんな武器を入れる予定でした

そう、PBウェポンセットのこちらの武器たち。最初は7弾の武器セット候補でした。実際にはマテン砲だけでカプセルはパンパン、金型もパンパンで入る余地なんて少しもなかったのでPBでこちらの武器たちは活躍してもらうことに・・・。

 
7弾商品自体はすぐ皆様の手に届くタイミングであまり多くを語ることもないので、Twitterだとなかなか入れられないモノづくりと現状的な話を入れていきましょう。

7弾原型進行時の武器をレンダリングデータでみるとこんな感じ。(開発中のものなので実際とは多少異なります)立体物なので当たり前ですが、下の日付みてみると原型作ってるのは半年以上前。こうやって長い期間をかけて商品になっていくので、世に出るタイミングというのは本当に感慨深いものなのです。

 
【商品(ガシャポン)ができるまでの流れ】
①商品企画を考える(1年~10か月前)

②会議を通す(10~9か月前)

③原型作る(9~7か月前)

➃各種デザイン作る(4~3か月前)

➄流通資料作る(4か月前)

⑥受注とる(3か月前)

⑦世に出る(発売!)

※商品によってスケジュール感は変わります。こちらはアクアシューターズ7弾の例です。

 
という具合に、企画してから大体1年近くかかるモノなので、これが世に出るまでに水面下で途方もない労力がかかっています。商品を作るというのは【絶対に負けられない戦い】なのです。特に、食玩なんかもそうですがガシャポンは企画担当の裁量が非常に大きく、ほぼすべてを企画担当が決めて動かしていく個人商店的なモノづくりをするので企画担当の責任は重大です(もちろんそこまでに各人の承認や合意を取ったり、いろいろな人の協力で形になっていきます。勝手に決めて勝手にモノを出すという事はありません。)スポーツに例えると、トイなどの大物を作る部署はチーム競技で、ガシャポンなどを作る部署は個人競技みたいなイメージです。大きい目で見たらどこの部署もチーム競技で、さらに大きくみたら会社としてチームプレイしているんですけどね。

そして、商品を作る上で恐ろしいことに⑥の「受注とる」の時点で、受注数量が決まる=その商品が利益出るかどうか決まってしまっているのです!!受注が少なくて赤字になるのが決まっていても世に出すまでの3か月間その商品に向き合っていかなければならないのだから、当然手抜きとか流しでなんとなく生まれる商品なんて言うのは存在しないのです。

特に、アクアシューターズはオリジナル企画で続けなきゃいけないとかなんだとかの何のしがらみもない為、売れなかったら即打ち切りです。

利益が出なくなっても即打ち切りです。それは商売である以上絶対の決まりです。趣味でもなければ遊びでもないのでまだ頑張りたいとか、もっとやりたい、続けたいとかそういうのは一切なしです。・・・が、さすがに最初の緊急事態宣言ドンピシャの大ダメージの時はちょっとだけ足掻いてワンチャンスを貰いました。ホントなら、何があろうと実績が出なかった時点で1.5弾のあのタイミングでシリーズ打ち切りだったのです。5弾が出るまでに4弾から9か月かかったのもここが理由です。

※1.5弾タイミングで最初の緊急事態が発令。売場が封鎖され低い実売実績しか出なかった。

そして、立て直し期間を経て5弾・6弾での復活劇に各コラボ弾の展開にオプションパーツにと怒涛の展開が続いているのが今というわけです。1番でかいのは昨年度末にDXメイド長が他のキャラものPBと遜色ない売上でシリーズの底支えをしてくれたことですね。今期もイラストコンテスト特賞の泉かのんがそこに続いてメイド長級の受注となったことで高額品がシリーズの基盤となって通常弾の厳しい試算をフォローするアンサンブル式のシステムにちょっとだけ入れているのが今の継続要因として大きいです。今後の課題はこの通常弾とDX・オプションのミックスをどこまでしっかりできるか?ですね。なにはともあれ

 
7弾を楽しみに待ってくれていた皆様。
お待たせしました!存分に回していただけますと幸いです!
 
救世主メイド長
 
また、先日【価格改定】というワードがちょっと話題になり、乳製品や食品などの一斉値上がりも話題になったりですが、アクアシューターズはまだ

 
値上げの予定はありません
 
通常弾に関しては500円を崩す予定は今のところありません。値段があがると出荷量も減る可能性があるので100円200円上げた程度だと逆に利益が大きくマイナスになるリスクがあるのと、500円にもうしばらくこだわりたいという私の気持ちの部分でここは据え置きです。もちろん、厳しいは厳しいので高価格帯やオプション系の充実を図っていくことで全体では利益が取れるという構造を構築していく必要があるのでサブラインも継続して展開します。ガシャポンの世界にも値上げや、高騰によるシリーズ終了の波はすぐ来るので(実はもう来ているけど…)それをできる限り回避する準備を進めていくという段階です。現時点では500円据え置きたいというだけで生産環境が改善する余地は全くなく、値上げ要素は山積み&さらに増えていくので確約はできません。ダメなときはダメだと告知します。

 
ここまで立て直すのに本当に果てしない道のりで、まだまだ最初のダメージが抜けきっておらずで予断は許さない状況ですが、何とか通常弾が世に送り出せるまでになりました。そして、いまだ!と、7弾の実績が出る前に9弾まで企画を通し切ってしまうというテクニック(無理やり)によって来年の春先まで商品が決まっているのです。オリジナルで9弾…結構前人未到の世界に足をかけ始めましたね。ここから更にブーストかけていきたいですね!7弾の実績をもって10弾を通すことができれば夢の二桁ナンバリング・・・!
 
未来は明るいですね!

 
多くの皆様に支えていただき【売れている】からこその現在です。

ということで、7弾直前ながら、先々も決まっているという事でTwitterには載せておりますが8弾の子の情報をチラ見せ

 
 
我々はこの顔を知っている・・・そう、3弾の3人がふたたび…!
今回はラフなストリートファッションをテーマに、Tシャツスタイルでお届け予定です。

8弾では、帽子であったり

ゴーグルなどのオプションパーツも入ります。頭部系のオプションは使える髪型が限られるので過去弾の子達には使えたり使えなかったりではありますが、8弾の中だけでもかなりバリエーション豊かに楽しめるのでご期待ください。

 
更に9弾は!・・・と、ここで出すには早すぎるのでまだお見せしませんが、ほぼ原型完了しております。

 
8弾は6弾の時のメイド長と同じようにDXバージョンもご用意しております。

運動しやすいジャージとか、目新しい要素モリモリ!

 
さらに8弾&8弾DX の後には

フェイスセットの新作も案内予定です!フェイスパーツセットがたくさんあるとプレイバリューも抜群です!

そして、Twitterでもさりげなく書いておりますが、これから先新たなる展開も水面下で進行中・・・!?
 
ここから更に加速していくAQUA SHOOTERS!の続報をお楽しみに!

 


AQUA SHOOTERS!feat.虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会03【特典付】 プレミアムバンダイにて好評受注中です。こちらもまだの方は是非!

https://p-bandai.jp/item/item-1000159562/
 
(C)2020プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 (C)BANDAI

 
 
 
 
【雑記~コストについて~】ここから先は商品にあまり関係ないので、モノづくりの構造に興味のある方のみご覧ください。おまけの読み物です。

駒形屋ブログ・Twitterではあえて結構コスト回りの話をできる範囲で赤裸々に皆様に伝えるようにしております。これは、シリーズ物が急にフェードアウトしていくという哀しみをなるべく生み出さないようにするというのが第一にあります。今、シリーズや市場を折り巻く環境がどういう立ち位置か?に興味がある方に情報を伝えることで「モノ」自体に興味を持ってもらうという意図も若干含んでおります。また、要望などを募った際に必ず、多額のコストがかかる施策の要望や仕様アップ(値段据え置きで)の要望が多数を占めてしまうので、それがなぜできないのか?(無視してるわけじゃないよ)というのを伝える意味や、誤った情報で憶測やその拡散などが起きないようにという意味でもできる範囲で情報をお伝えしております。

 
そんななかで、バンダイの商品のみならず最近は生活用品や食品などに至るまで「価格改定」「値上げ」という言葉をよく見るようになったのでこちらについて伝えられる範囲で少しだけ触れてみたいと思います。あくまで伝えられる範囲なので、バンダイの秘密とかではなく一般的な話のみになります。この「値上げ」が起こるのには明確な要因があり【仕入れと販売のバランスが利益が取れる限界を超えた=利益が出ないor赤字になるのが避けられない】ときに値段の変更というものが起きます。昨今のモノづくりでは、コスト上昇が尋常ではないレベルで進んでおり、半年前に出来たことが今はもうできないという事がザラに起きるようになっております。

フィギュアなどが結構わかりやすいですが、高額フィギュアなんかは一昔前の2倍3倍じゃ済まない値段になってますよね。これは、人件費の高騰もさることながら【彩色】の値段が爆裂な値上がりをしていることが大きな要因となっております。今やガシャポンなどの低単価商材において「色を塗る=ギルティ」です。いかに色を塗らないで済ますか?が商品のポイントになるわけです。色塗りをやめますか?商品化をやめますか?みたいなくらい決定的な要素だったりします。

「色を塗れないなら成形色を分ければよいじゃない?」とマリーなことに気づく方もいるかもしれませんが、成形色を分けるという事は【今度は金型を増やす】か【成形色を変えて打ち換える(=成型回数を爆増させる】ことによってこれまた爆裂なコストアップを生むのです。ガンプラの多色成型というのは静岡驚異のメカニズムによって実現しているとんでもないものなのでマネはできないのです。

かといって昔懐かしの無彩色フィギュアを販売して売れるか?と言えばモノにもよるとは思いますが答えはNOです。人は一度高仕様を体験してしまうとなかなか昔の仕様では満足できないのです。今どきは色はついてて当たり前、細かいパーツは分かれてて当たり前なので、そこを崩すこともなかなかできないというのが現状です。

そこに、最近だと【世界的コンテナ不足】【材料費高騰】【円安】などがドドン!と乗っかってきている状況です。コンテナ不足は運送費用の高騰を生み、材料費は商品を作る材料が値あがるのでそのままコストアップ、材料費があがるという事は金型代もアップ(低単価商品はベリリウム銅という銅をつかった金型を使用しています。比較的低単価で加工しやすいものの、長期保存には向かず昔の商品を再生産したりというのには向きません。今は銅も大幅に値上がり中です。)そして、多くの商品は海外から<輸入>しているため、為替の変動の影響を大きく受けるので円安も仕入れ価格の高騰につながっています。昨年は1ドル103~105円程度でしたが、今は1ドル110円ほど。これだけでも結構な上がり幅になります。この為替が7年くらい前に125円くらいまで円安が進んだことがあったのですが、その時に展開していた低単価系のシリーズは軒並み絶滅か値上げとなったほど影響が大きいものです。恐竜の絶滅みたいな話になってきましたね・・・。

他にも、スマホやSNS、ソシャゲなどの普及でモノを買わない、モノ以外にお金を使うという人も増えており、ひと昔と比べてモノの生産量や出荷量は減っています。となると、生産数量が原型代や金型代を償却するための要となるため、商品価格を上げていかざるを得なくなるのです。

ここ最近あらゆる分野で「値上げ」が起きていますが、モノの値上げがここにきて増えてきているのは上記が複数に乗っかってくることが主な要因で、その上がりの加速幅が年々早くなってきているということなのです。

アクアシューターズでいうと、メイド長や泉かのんなどは、1から作ったらもう同じ値段で出すことはできません。+1,000~2,000円はみないといけない感じです。これが【半年前に出来たことが今はもうできない】ということです。こういう環境をいかに生き抜いていくか?どこまで皆様の負担を増やさないように耐えきれるか?がこれからのものづくりのさらなる課題となっていきそうです。

もちろん、皆様が商品を楽しむうえで生産コストなどは気にすることではない話なので【欲しいものを買って楽しむ!】それが全てです。そして、値段が変わろうが買い続けたいと思ってもらえる商品を作っていくというのが我々の使命です。これからもより良いモノづくりに尽力してまいりますので、引き続きバンダイ商品、駒形屋の新情報を楽しんでいただければ幸いです。
投稿日:2021.9.19

AQUA SHOOTERS!通信~第2回イラストコンテストから1年…ついに!~

こんにちは。開発担当のK澤です。

最近はなかなかブログを書く機会がないのでまたまた久しぶりになってしまいましたが、今回はアクアシューターズの記事を書かせていただきました。忙しいというのもありつつ、Twitterが便利過ぎますね。ビュー数とかもブログと比べて圧倒的なので宣伝効果としても段違いだなと・・・。とはいえ、ブログはブログで過去記事サクッと探せたり、この記事で説明した内容です!的な引用もしやすいのでブログの良さもありますよね。(全然書けてないですが私は実はブログ派です。)

 
ということで、雑談から入ってしまいましたが記事に行ってみましょう!久しぶりなので超大ボリュームでお届け!

超異例の特別賞「商品化」を特賞にした第2回アクアシューターズイラストコンテスト

https://gashapon.jp/aqua_shooters/gallery/contests_illust02.php
 
特賞に輝いた「泉かのん」がついに受注開始しました!



https://p-bandai.jp/item/item-1000158807/
特賞のヒヒイロネコさんのイラストを基に、原川光博氏が原型用スケッチを起こし、原型製作~案内まで1年かかりましたがようやく案内となりました。特賞の「商品化」は長期間の開発時間がかかるため果てしなく大変な道というのはわかってはいたのですが・・・なかなかハードでしたね。なにより、昨年の緊急事態宣言下でシリーズ自体が終わらせるかどうか?の瀬戸際まで追い込まれてしまい、商品化も何もなくなるところだったというのが重かったですね・・・。

今も断続的に売場が閉鎖されてしまったりする状況がつづいております。そういった環境ではオリジナルのアクアシューターズなどは優先度が低い部類の商品になってしまうため継続安定とはいかないのですが、ありがたいことにフェイスセットなどのオプションやコラボ系やメイド長などの高価格ラインが皆様に受け入れていただけており成長の兆しが見えております。アンサンブルシリーズのようなPBで支えてカプセルを継続&PB売れ行きによって通常弾還元みたいな形が目指せるといいなと・・・!

 
さて、今回は1年越しにこれまたようやくではあるのですが、第2回イラストコンテストの振り返りと選定についてのお話をしようかと思います。投稿いただいた皆様、本当にありがとうございました。「特賞」に関しては、まず入選作品を選び、そこから特賞を決めるという形であったため【入選作品すべてに商品化の可能性があった】のです。もともとプレミアムバンダイ限定というのも視野に入っていたため、仕様は青天井でも良いので(値段上がりすぎると誰も買ってくれない問題はありつつ)どんなに仕様が高かろうと、魅力的であれば良いというのが前提にありました。

どれも素敵な作品ばかりだったため、キャラクターを混載して複数商品化してしまうか?はたまた武器の設定やエフェクトの設定を採用した複合で商品化をするか?などなど一つだけを選ぶのが難しい・・・!ということで選考は非常に難航しました。

 
「アルミホイル」さんのイラストが完成度が高すぎて海外のサイトにアクアシューターズ新作として紹介されてしまったりして「あれ?まだ選考会やってないんだけど・・・」という珍事もおきたり・・・!選考会前に「もうこれで決定じゃない?」なんて話がでたりもしました(正直自分もかなり悩みました)。

なかなか特賞が決まらず難航に難航を重ねた選考会ですが、各作品を振り分けていく中で一人今回のイラストコンテストに対してめちゃくちゃ熱量が高い人がいるねという話になり、「ヒヒイロネコさん」が初期から精力的にイラストを投稿してくださり、全体の10%近くを占めているというのが注目されました。今回はこの熱量を買おう!ということで「ヒヒイロネコさん」の入選作品である「泉かのん」が選ばれました。

もちろん、投稿数が多く熱量が高かったからというのだけを選定基準にしたわけではなく(今後は投稿数は選定基準にはしません)持っている特徴的な武器が商品化に向いているであろうという点と、アクアシューターズの「サバイバルゲーム的なウォーターガンバトル」という設定に対して迷彩柄といったわかりやすい要素が今までの商品になかったこと、彩色コスト的に考えても今後取り入れられる機会も中々ないだろうという事で採用としました。

 
ここからは「泉かのん」ができあがるまでと、商品の構造(仕様やコスト分解)を詳しくご紹介!モノづくり的な部分に興味のない方はほとんど読み飛ばしで大丈夫です。
「ヒヒイロネコさん」のイラストを基に原川光博氏に原型用スケッチを描き起こしてもらい、原型製作~デコマス作成と進み

完成へと至りました!

PKG仕様はメイド長などと同じで、イラスト台紙も付属します!

 
【ここからはモノづくり的な話やコストにまつわる話がメインになるので興味ない方は読み飛ばしで大丈夫です】

ちなみに、「制服だと使いまわしやすいから選んだんだろ?」みたいな邪推をする方もいるかもしれないのですが、そんな基準で選定してしまったらイラストを全力で投稿いただいている方々に失礼なのであり得ません。1体だけで生産する場合、既存の金型流用だと生産都合が悪くロスが多すぎて使回しはほぼ効きません。

アクアシューターズは3体を効率的に生産することを前提に金型配置されていることが多いため、1体だけ作るために「〇〇の腕だけ使いまわし」「△△の胴体だけ使いまわし」というような流用というのは逆にコストを爆増させるのでできないのです。金型をコマで生産して分割・組み合わせするように作るなどの、金型にリッチにお金をかけて使いまわし前提の投資(リピート生産を前提としたモノづくり)をしているとまた話は別なのですが、基本一期一会、一発償却で設計されているアクアシューターズの金型(アンサンブルなども)は放電一発彫りなのでコマに分けて1つの金型に組み上げるというようにはできていないのです。

そのあたりの話は

AQUA SHOOTERS!通信~4弾完成まであと少し!~
で説明していたりするので、気になった方はご覧ください(文字クリックで記事に飛べます)

この記事ではコロナ禍の影響を最も受けた不遇のアイテム「サラリーマンKAWABATA」(結果として大人気でしたが)や、1.5弾と絡めてアクアシューターズの世界観について触れていたり好きな人には興味深い記事かもしれません。

 
もちろん、台座など使える金型もあるので、一部はコストダウンのために金型流用を行っております。台座とボトルの透明プラスチック(MABS)の金型は流用金型としてほぼ全商品で活躍しております。

かのんの商品仕様に話を戻すと、特徴的な武装はもちろん再現しつつ

※武器はリボルバー部分のボトルの入れ替えもできるようになっております。

迷彩柄もタンポ印刷で再現するなど細かいところまで作りこんでおります。AQUA SHOOTERS!通信~4弾完成まであと少し!~ではアクアシューターズ通常弾の彩色工程は大体10工程程度に抑えるという説明をしておりますが、この記事基準で言うとフェイスパーツだけで18工程、髪の毛で前後4工程、サイドテールと髪飾りで4工程と頭部だけで通常弾の2.5倍以上の彩色がされており、総工程で通常弾の7~8倍の工程がかかっている重塗装版と言える仕様になっております。この部分が「今後取り入れる機会も中々ないだろう」という要素ですね。この仕様は再販も難しいと思うのでまさに一期一会の商品になるかなと思います。ここだけの話ですが、この商品は昨今の急激な材料費高騰と世界的なコンテナ不足による輸送費高騰をもろに受けてしまっており4,500円でも試算を合わせることが出来ませんでした。「とはいえこの間出したばかりのメイド長と同じ値段~それ以上はあり得ないだろ…」という事で「たくさん売れればなんとかなるっしょ!(大体何とかならない)」という全力でリスクを負う作戦で今回の価格設定にしているため、再販ハードルは他の商品より圧倒的に高くなっております。

※メイド長は6弾と固定費を折半&腕や脚などの共有パーツを大量生産の6弾と一緒に行っていたので、お高めの商品ですがあれでも生産コストを大幅に削減出来ているのです。
 
・・・というか私、2年前の記事で展示子ちゃん4,000円なら出せなくもないとか言ってますね。2年後にはその倍でも無理だよ?って教えてあげたいですね。
 
話を戻すと、武器や迷彩といった特徴的な部分を再現した上で「やっぱり表情のバリエーションは欲しいよね!」ということで、「ヒヒイロネコさん」のイラストにはない差し替えフェイスを追加で作成しております。

表情も普段のアクアシューターズとは少し違った印象の子なので、付け替えパーツがあると楽しいですね!

イラストコンテストから1年かけての商品化となりましたが、第2回イラストコンテスト特賞作品「泉かのん」是非ご予約いただけますと幸いです。

 


https://p-bandai.jp/item/item-1000158807/
同時受注で、アクアシューターズ初の武器セットにして7弾の拡張セットでもある「ウェポンセット」も予約受付中です!



https://p-bandai.jp/item/item-1000158806/
 
気になる第7弾は来週(5/25予定)に受注開始予定です。7弾のオプションセットは、ウェポンセットに入っているある武器の仕様オミット版が封入されております。

5月末~6月上旬に一気に年末年始分までの各商品の受注が始まります。どれもとてもかわいく仕上がっておりますので、是非ご予約頂ければ幸いです。実は3周年!なので怒涛のラッシュでの展開なのです。

 
さて、ここまではTwitterでも告知済みの内容なのですが、ここまでお付き合いいただいた皆様に新情報!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
アクアシューターズ8弾はスカートじゃない・・・!?
 
あと、誰も答えに行きつかないと思うけど2年前の記事で結構壮大なネタバレしてたんだな・・・って。

 
続報をお楽しみに!

 
(C)BANDAI
投稿日:2021.5.18

AQUA SHOOTERS!06&DXメイド長本日より受注開始!

こんにちは。開発担当のK澤です。

 
※各商品は本日11時より受注開始となります。

 
皆様お待たせしました!ついに待望の・・・!

アクアシューターズ6弾が本日より受注開始となりました!
https://p-bandai.jp/item/item-1000151017/
本弾はスペシャル弾「熱闘!アルバイト編!」として全パーツ新造というゴージャスな弾としてお届けします。登場キャラクターは高野つばさ」「黒田りな」「大塚ことみの1弾でも活躍した3人が再び登場です!6弾は5弾と同様カプセル版とBOX版(PBでのみ販売)で展開します。

 
そして、6弾DXバージョンであるDXメイド長さんセットも同時受注!
※発送月はそれぞれ6弾3月、DX4月になります。



https://p-bandai.jp/item/item-1000151016/
アクアシューターズ初の本体込みのプレミアムバンダイ限定商品となります。

前回のブログで隠し要素があるとお伝えしておりましたが、6弾のDX版であるメイド長さんセットでは組み替えによってバリエーションを楽しむことが可能となっております。

基本の姿であるメイド長さん。カプセルではまず入らないロングスカートにスタンダードなメイド服スタイルです。

メイド長さんが変装を解いた姿その1「セクシーメイドのお姉さん」こちらも通常弾の3人とは異なるスカート、異なる胴体などなど新規要素をふんだんに盛り込んだ仕様になっております。

 
そして・・・その正体とは!?

こちらは届いてからのお楽しみ!

※メイド長さんセットは3体入っているわけではなく、あくまで1人の変装という設定なので1体+2人分の変装パーツといった構成になっております。

 
メイド長さんセット、是非是非ご予約ください!

 
フェイスパーツセット5&6も本日より受注開始!こちらも是非!

フェイス05:https://p-bandai.jp/item/item-1000151018/
フェイス06:https://p-bandai.jp/item/item-1000151019/
 
アクアシューターズ5弾は今月下旬より全国ガシャポン売り場に展開スタート予定です。
 
(C)BANDAI

 
以下は商品に直接は関係ないので、読み物として気になる人だけお読みください。

 
【今回のDX価格について】
プレミアムバンダイ(に限らずどの商品もなのですが)は想定の数量によって価格が激変します。今回は初の本体込みのプレミアムバンダイ専用商品。どれくらいの受注が来るのかわからないため、フェイスパーツセットの受注数量をベースに価格を設定させていただきました。

こちらに関しては、過去のブログ等でも御伝えしている通り、フェイスパーツセットはオリジナルコンテンツ&オプションとしては異例の売上ですが、その数量で本体込みのセットを売ると考えると厳しい数字であるためフェイスセット基準の値付けだと現状の価格となります。フェイスセット数量基準で値付けしたいメイド長さんセットのリアル価格は6,500円なのですが、数が伸びるのを期待して今回の価格とさせていただきました(このパターン毎回失敗している気がするけど・・・)

 
今後は今回の受注数量をベースに価格設定をさせていただきます。

 
<なぜ価格が数量で大きく変動するの?>
過去のブログでも軽く触れているのですが、ちょっと変えて簡単に説明しましょう。別にバンダイの秘密というわけではなく、モノづくりの基本の話なのでより詳しいことが知りたい場合は経済学の本などを読むとより詳しくモノの価格の成り立ちがわかります。

金型や原型代、デザイン費などなどの【固定費】と呼ばれるものが数量に割り振られるというのが大きな理由です。例えば、この固定費が1,000,000円だったとしましょう。

 
100人が商品を購入すると想定した場合、この固定費の割り振りは1人当たり10,000円です。

1000人が商品を購入すると想定した場合、この固定費の割り振りは1人当たり1,000円です。

 
というように、1,000人が商品を購入したら100人が購入する想定より9,000円も値段が下がるわけです。更に厳密にやっていくと工場が仕事を受けるにあたって〇円かかりますというのも人件費などと共に数量で割り振られます。有型流用などをしてもここの費用が高いとやっぱり数量に大きく依存します。

めっちゃくちゃ雑な計算ですが、商品の値段(仕入れ価格や企業の利益額などを全部合わせて)が100円だったとして100万円が割り振られるのであれば

 
100人が購入すると想定するのであれば100円+10,000円で11,000円
1000人が購入すると想定するのであれば100円+1,000円で1,100円
これを価格として設定することになります。(厳密にはもっと複雑でもっと細かかったり変動したり難しいものですが)

大量生産によってこれを454.5円(税込500円)までに押さえ込むとガシャポンの商品になるわけですね。当然、大量生産をするということは在庫になったりロスが出てしまう可能性があるので実際は需要数に応じてのみ生産されます。需要数(皆様が買ってくれる数量、あるいは流通が仕入れてくれる数)が価格を抑え込むための大量生産できない数量になったとき、企業は利益をとることができず商品化を断念せざるを得なくなるわけです。

 
一般流通、プレミアムバンダイどちらも売れてシリーズが盛り上がってくれれば安定して展開が出来、数が伸びれば伸びるほど仕様を上げたり価格を安くすることが可能になります。

かの中将も言っておりましたが、「戦いは数」だということです。気に入った商品の情報や、遊びは是非拡散してファンを増やしていっていただけると素敵なスパイラルが生まれてみんな幸せになるのです。プレバンだってもし何十万人が買ったら仕様は爆高なのに値段は爆安という夢のような話の可能性を秘めているのです。

 
という、そういうお話でした。
投稿日:2020.10.15