ガシャポンブログ

ガシャポンワールド

最新の記事

2017年8月
« 7月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

カテゴリー

駒形情報局(仮)~これまでのことと、これからのこと~

こんにちは。開発担当のK澤です。

会社のカレンダーで言うと、今週が期の最終週となります。

 

今回は読み物として少しだけ今年の総括と、ガシャポンガンダムの今後の目指す方向性を纏めてみたいと思います。

 

 

ガシャポンガンダムに関しては、この1年ですべてが刷新された節目の年となりました。

 

 

私の配属直後の4月からガシャポン戦士の現状の整理と、新たな進化の可能性の模索を行い、新シリーズ「アンサンブル」の構想を練り込み、ザクヘッドも加えたシリーズ3連続リリースという大きなイベントが行われました。こちらは、皆様に支えていただくことができ、いずれの商品も非常に良いスタートを切ることができました。

 

皆様に感謝をさせていただきつつ、これからより良いものづくりをしていきたいと考えております。

 

今回は振り返りとして私の担当している2商品に焦点を当ててみたいと思います。それぞれのアイテムごとになっておりますので、興味のある部分をお読みいただければ幸いです。

 

さて、本題ですが実の所、この2商品は本来ありえないくらいの短期間で細かい設計や仕様が決められ、商品化に向けて動き出した商品なのです。

 

 

まずは「モビルスーツアンサンブル」からお話をさせていただきます。

 

 

 

【モビルスーツアンサンブルのこれまでのこと】

本来、ガシャポン商品の完成には設計や仕様が決まっている商品で原型納品タイミングや仕様にもよりますが最短で6~8か月の期間が必要になります。

 

 

これを結構無理やり合わせていったのがこの商品になります。

 

 

6~8か月で商品ができるということは、12月発売の「モビルスーツアンサンブル」だと大体2か月くらいで仕様をまとめて商品化がスタートしたことになります。

実際には私が前にいたキャンディ事業部時代から構想自体はあったものなので、それを2か月くらいで形にしていきました。

 

もう3~4か月は仕様だなんだですったもんだがあるのですが、私の意向を最大限に反映させてもらい、即座に形になっていきました。

 

このあたりの経緯は電撃ホビーWEBさんのインタビュー記事にて詳細が載っておりますので、コチラもご一読ください。

http://hobby.dengeki.com/news/260733/

 

 

そうして生まれたのが

 


 

このモビルスーツアンサンブルになります。「兵器」としてのモビルスーツの魅力を引き立てるべく「重装備」に焦点を当てて、それをカプセルサイズで最大限に演出できるデフォルメ感に落とし込みました。

 

当初構想はかわいらしい2~3頭身くらいのSDガンダムだったのですが「ガシャポン戦士」との棲み分けを考え、この頭身に落ち着きました。

 

リアル頭身ではない理由は「リアル頭身では細部の表現を追い切れないから」です。カプセルに入るサイズでリアル頭身のガンダムをつくると、顔が小さすぎてどうしても彩色の精度は出せず、ツインアイのクリア化やパーツ分割などの細かい演出も不可能になります。

 

カプセル商品には結構制限があり、「サイズの制限」もかなり商品仕様に影響を与えます。カプセルに収まるサイズでないといけないため、商品のスタイルや素材にまで影響を与える要素になっております。また、商品サイズがあがれば仕入れ価格が上がり、商品サイズが上がるとカプセルサイズも上がる。カプセルのサイズが上がるとカプセルの仕入れ価格も上がるため、仕入れ価格アップのスパイラルが発生します。

 

しかして、カプセル商品は商品上代を100円単位でしか調整できず、ここでもまた葛藤することになるのです。

 

ひとつの制限が他の制限にリンクする・・・ここが商品開発の難しさですね。

 

制限はありつつも、制限を感じさせない商品を提供できるように全力努力で2弾も進行中です。

 

 

【アンサンブルのこれからのこと】

コチラに関してはまだ第2弾発売前なので見えている課題点も少ないのですが、量産時の彩色精度の向上などは課題として考えております。

サイズの小さいフィギュアに何工程もの彩色を乗せるので、どうしても個体差や完全な精度で彩色というのは難しいのですが2弾からは彩色マスクの切り方が変わり、少し精度が上がるのではないかと期待をしております。

 


 

2弾「GM」量産品。赤の際まできれいに塗分けることに成功しております。バイザー部分の彩色の美しさは是非手に取って頂きたいです。

 

そして、シリーズとしてしっかり継続していきたいですね。

 

長く続けることでバリエーションも増えていくし、進化も積み重ねることができるので継続は重要なテーマです。

 

・・・それが1番難しいんですけどね。

 

 

 

 

【ガシャポン戦士fのこれまでのこと】

 

フォルテにリニューアルするにあたって、ガシャポン戦士DASH08をテストケースとしてデザイン調整を行ったのですが

 


 

 

左の初期設計からシールド・ライフル・背中の羽を大型化し、本体部分のバランスも調整したものとして右の商品へ調整をかけております。

シールドサイズがかなりインパクトのある変更になっているのがわかりやすいかと思います。

 

この調整の過程で

 

■モビルスーツとしてのカッコよさを演出するためにはもっと武器や羽が大きい方が良いはず。

■可動フィギュアである以上、手首などのちょっとした表情づけができるかどうかで拡張性が大きく変わるはず。

■コレクション性と遊びをさらにパワーアップさせる方法があるはず。

 

・・・etc

 

など、「もっとできるはず・・・」という気持ちと、消費者アンケートなどを改めて整理してすべてに目を通して何が求められているのか?をまとめ上げた末に出した答えが「ガシャポン戦士フォルテ」になります。

 

コチラも電撃ホビーWEBさまにてインタビュー記事を掲載していただいておりますので、是非ご一読いただければ幸いです。

http://hobby.dengeki.com/news/260538/

 

そして、現在第4弾までが商品進行中です。

 

 

こちらもまだ始まったばかりではありますが、シリーズとして長く続けたいと考えておりますので、引き続きご支持を頂ければ幸いです。

 

 

生産環境としては300円で金型を使う商品をつくる(ましてや彩色をする)というのが本格的に無理・・・というか絶滅危惧種になりつつありますが

 

 

値上げする気はございません

 

 

通常弾では出しづらいけどプレミアムバンダイのEXにするには割高になってしまいそうな中~大型機体を集めた400~500円弾とかはやってみたいなと思いつつ、(というか、幅広くあれこれも出すためには絶対必須だと思っております)メインの通常弾は300円維持にこだわりたいというのが現時点での考えです。

 

 

どうしても無理な時はシリーズ終了か、土下座して値上げ・・・ですかね。いずれにしても当面は通常弾は300円を死守!です。

 

 

 

 

【ガシャポン戦士fのこれからのこと】

こちらはアンサンブルよりもモノが先行していることと、前作のDASHで見えている課題も残っているため、改善点が大分見えてきております。

その中でも、早急に対応したい点として

 

 

「組み立てやすさ」

 

 

これをまず改善の最優先課題としたいと考えております。このサイズでABS製の関節を仕込むというのが大分無理のある商品ではあるのですが、このサイズの関節をはめ込むのがちょっと大変過ぎると感じております。ガシャポン戦士NEXTから続く仕様なので、継続して購入されているお客様はもう慣れっこなのかもしれませんが、やはりここのストレスが改善されるともっとたくさん買ってもよいかなという気持ちになる気がします。

 

DASHからフォルテに移行するにあたって、可動する関節を4個組み立てるのを肘の2個にすることで関節の組み立てを2個分省いたのですが、その代替の「ダブルボールジョイント」も少し嵌めづらいというのを2弾まで継続して感じております。

 


 

現状、こういう感じではめ込むと比較的嵌めやすい気はするのですが、それでももっと改善できるはずと考えております。

冬でPVC(ゴム素材)が硬くなりやすいこともあいまって、成形条件での差が出やすいので、その差があってももう少し組みやすくする施策を模索中です。

 

1番簡単なのは「成形硬度を柔らかくする」ことですが、これでどこまで対応できるか?というのと、柔らかくした結果抜けやすくなってしまう可能性もあります。

 

 


 

第2の手段として考えているのが「台座の改造」です。台座としての機能を保ちつつ、肩のジョイントをはめやすくするための補助道具としての機能を付加することができないか?

というのも検討しております。

 

結構コストをかけた大改修となるとは思いますが、それで遊びやすくなるのであればやる意義は大いにあると感じます。

 

まだ検証段階ですが、近い将来組みやすさは必ずもっと良い方向に改善する予定です。

 

 

そして、他にも改善として大きく取り上げたいのが

 

 

「量産品質」

 

 

サイズに対してパーツや彩色に求められる精度が高い点と、大量生産で時間との勝負な生産環境が品質を左右するという2点から、品質関してはより速い商品設計と十分な量産期間を取りつつ工場の練度を上げていくことで成長していくしかないと思っております。

 

 

3弾からは少し「量産期間」に重点を置きつつ、より精度を高めていければと進行しています。

 

 

間もなく第3弾のテストショットも届き始めますので、そちらのレビューもさせていただきつつ、皆様に成長を見守って頂けますと幸いです。

 


 

もう1番最初のが届いてたりして・・・。カメラの傷が瞳っぽくなっていてカッコいい・・・?

 

 

瞳・・・欲しいですね。つける予定はないですが・・・。

ナイトガンダムにはつくよ!絶対つくよ!

 

4弾に関しても原型が上がり始めているのですが、4弾でついにガシャポン戦士のボディバランスが極まってきたな・・・という出来になりそうです。

(少し頭部が大きくなる方向で調整をかける予定です。少しだけ並びざまが変わってしまうかもしれませんが、きっとSDガンダムらしさがぐっと増すと思います)

 

 


 

 

こんな感じで・・・!

 

 

コレクションアイテムなので、できるだけ並びざまは変えたくないのですが、きっとこれくらいの方が良い気がします。

※アンケートで皆様の声を集めておりますので、モノ申したい方は是非!

 

こちらも是非楽しみにしていただきたいです。

 

 

 

長々とした記事になりましたが、これまでとこれからでした。

 

 

 

【まとめ】

 

良いものを安く提供できるように頑張る。

 

 

すごく、頑張る。

 

 

超、頑張る。

 

 

 

 

まとめると実にシンプルですね!

 

 

 

ザクヘッドやその他バラエティラインも強力に展開してまいりますので、引き続きガシャポンガンダム商品をよろしくお願い致します。

 

 

©創通・サンライズ

投稿日:2017.3.30
▲TOPに戻る