いきもの大図鑑開発担当の誉田です。
『ガシャポンEXPO2024』が昨日から始まりました。
いきもの大図鑑のブースでは開発中のいきものをドドーンと展示中です。
今回は「いきもの大図鑑ブース」の見どころをお伝えしたいと思います。
見どころの一つは、
本格的にシリーズ開始となる哺乳類を展示していることです。
まずはこちら狼です。
原型は玩具箱の樹山氏にお願いしました。
樹山氏の「伏狼」という作品を初めて見た際に、その狼の鋭い目と全体に漂う狼が持つかっこよさに惚れてしまい、「ぜひとも、アルティメットシリーズで商品化したい!」と思い声をかけさせていただきました。
そして、もう一つはこちら猫です。
猫の原型と言えばこの方、森口修氏にお願いしました。
森口修氏は猫が持つ愛らしさだけでなく、鋭い目など本物に限りなく近い造形をしており猫派でない方も見入ってしまう魅力があります。
哺乳類をこの2体からスタートしたいと思い、1年以上前から開発はスタートしているのですが、問題がありなかなか発売に至りませんでした。
犬や猫のような哺乳類は実際可動モデルにしてみるとわかるのですが、
一番重要ともいえる「お座り」のポーズを取らせるということが出来ない致命的な問題
にぶち当たりました。
後脚をたたんで座らせるのですが、本物の狼や猫は太ももが柔らかいため実際は折りたたむことが出来るのですが、樹脂ではこのように畳んだ際に変形させることが出来ないため、どうしてもキチンと座らせるということが出来ず、中腰にしかならなかったのです。
ここを無理に座らせることが出来るようにすると、今度は足が細くなり、歩行状態にすると非常にかっこ悪くなりました。
狼や猫では最も重要なポーズになるため、この問題を解決しないことには商品化出来ないと考え何パターンもの試作を作成し解決策がないかの検討をしてきました。
そして、今年に入ってから、これまでとは
全く異なる解決方法でクリアすることが出来ました。
どういう構造にしたのかは発売が近づいてきてからじっくりと説明したいと思います。
とにかく、解決策が見つかったので今回お見せすることが出来るようになりました。
まだ皆さんに発売日を報告できる段階ではないですが、とにかく一番大きな問題が解決したため、あとは夏までには残っている細かな問題点をクリアし、来年の前半には発売できればと思います。
最後にガシャポンEXPOのいきもの大図鑑のブースには虫が好きなお子さんのために、特別に本物の標本を3mにわたり展示しております。
こちら、標本の世界では有名な昆虫標本作家 福井敬貴氏にお願いして実現しました。
世界中からかっこいい虫、きれいな虫、ちょっと変わった形状の虫などを集め展示して頂きました。
図鑑でしか見たことがない珍しい虫がたくさんいますので、ぜひ、会場で本物の標本が持つ虫の魅力にどっぷりとはまってもらいたいと思います。
ガシャポンEXPO2024は3月31日まで開催しております;
詳しくはこちらを確認ください。