いきもの大図鑑の企画開発を担当している誉田です。
今週から「いきもの大図鑑アドバンス ダンゴムシ」が発売されました。
もともとガシャポン「だんごむし」が誕生したきっかけは、
「カプセル自販機から大きなダンゴムシが丸まった状態で出てきたら、絶対に話題になる!」
というアイデアでした。
この「だんごむし」のヒットが、その後「いきもの大図鑑」誕生のきっかけとなったのです。

ガシャポン「だんごむし」が発売した7年前、私は虫が苦手で触ることすらできませんでした。
それが今では、「いきもの大図鑑」でこんなにたくさんの昆虫フィギュアを作ることになるなんて、当時は想像もしていませんでした。(笑)
もちろん、今ではすっかり虫好きに変わり、キャベツについていた毛虫を指でつまんで外に出すことも平気です。
その時ばかりは娘から尊敬のまなざしを向けられています。
当時、もっとすごいダンゴムシのフィギュアを作りたいと思っていましたが、
その時は500円以上のカプセルトイを販売できる「プレミアムガシャポン」シリーズがまだなく、
いきもの系の可動フィギュアを開発するノウハウもありませんでした。
そのため、実現することはできなかったのです。
進化したダンゴムシを作ることができる環境が整った今、目指したのは
「これまでのいきもの大図鑑で培ったノウハウをすべてつぎ込んだ、究極のダンゴムシ」
です。そんな思いで開発に取り組みました。
どんな仕上がりになったのかは、すでに公開している「いきもの大図鑑」特設ページで詳しく紹介しています。
まだご覧になっていない方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
今日は、このダンゴムシを使って、ゆるく、どんなポーズが取れるのかを実際のサンプルでお見せしようと思います。
まずは、ダンゴムシが壁を登る、なんでもないシーンをダンゴムシの豆知識を加えながらご紹介します。

ダンゴムシはよくブロック塀などを登っているのをみかけますが、それはブロック塀に付着しているカルシウムを摂取するためではないかと考えられています。今回、この壁に上るシーンを再現してみます。
実は、この「体を反らせる」動きは、ダンゴムシがひっくり返った状態から起き上がる際にも必ず見せる重要なポイントです。
しかし、前回のモデルでは、この体を反らせる構造を再現することができませんでした。

壁に上り始める場合、このように体を反らして登り始めます。ちなみに実験の結果オスはメスよりもよく登るそうです。今回のダンゴムシもオスのダンゴムシの標本をもとに作成していますので、オスとなります。

壁を登りきったところです。前回のダンゴムシは脚が可動しなかったため、体の内側にいれて丸くするということが出来なかったので、各関節を緩くすることで丸くすることを出来るようにしていました。今回は、すべての脚が折りたためるようになっていますので、体の関節もしっかりと固く固定することが出来るようになっています。


脚の先端の爪部分はある程度の角度が付いています。また、すべての脚の関節は固いので、このように枝を登っているシーンでぶら下がることも可能です。※ただし、落とすと破損することがありますので、落ちた際に破損しないようにクッション等を下に置いて試してみてください。
子どものころにダンゴムシと遊んだ記憶がある方には、このフィギュアで遊ぶことで新しい感動を味わっていただけるように作りました。
ぜひ一度手に取っていただければ、これ以上なくうれしく思います。
また、7年前にガシャポン「だんごむし」を購入された方は、ぜひ今の技術力で生まれ変わったダンゴムシを手に取って、もう一度その魅力を楽しんでいただきたいと思います。
いきもの大図鑑アドバンス ダンゴムシが気になった方はこちらを確認ください。



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