いきもの大図鑑の企画開発担当の誉田です。
先週から「いきもの大図鑑アルティメット オオヨロイトカゲ」がご注文いただいた方のお手元に届き始めたようです。
2年近くかけて修正に修正を重ねて完成した造形・可動と彩色をぜひ確認していただきたいと思います。
さて、次のアルティメットシリーズのリュウジンオオムカデも開発の最終局面を迎えております。

色もほぼ決定し、関節の固さなどの調整も終わり、あとはさまざまな検査をして問題がないかを確認しているところです。
今回、開発を進めるなかで学んだのですが、リュウジンオオムカデに限らず、ムカデという生き物は食後に体の長さが伸びるそうです。
食べたものがお腹にたまって膨らむのではなく、体が伸びておさまる仕組みのようです。
現在開発中のリュウジンオオムカデのフィギュアの構造も、この食後の長くなった状態を再現することができるのでは?と思い試してみました。
実際にフィギュアを伸ばしてみると、

通常の長さは約47cmですが、伸ばすと約50cmと3cmほど伸びました。
内部構造はひとつひとつが伸縮するボールジョイントで繋がれており、1個の関節は1-2mm前後しか伸びませんが、これが頭から尻尾までつながれているため、トータルで30mmほど伸ばすことが可能になります。
この伸縮する内部構造は、胴体を伸ばすことを再現するために採用したのではなく、ムカデらしいポーズを再現するために開発された構造です。
その伸び縮みする構造のおかげで、下記画像のように丸めたりすることが可能になっています。

内部と外部の2重構造になっていますので、このように大きく曲げて外側が伸びても、中が見えるということはありません。
また、内部のコネクションパーツは非常に強度があるポリカーボネートという素材を使用しております。
そのため、このような実際のリュウジンオオムカデがとらないようなポーズをとらせることも可能です。

今回はあともうひとつ開発で進んだ点を報告します。
パッケージのサンプルが上がってきました。
パッケージはこんな感じです。

オオヨロイトカゲのパッケージより長くなってしまいました。(笑)

中を開けてみると、ムカデらしいポーズで箱の中に収まっています。

当初は、ブリスターに詰める作業の効率を考えて、まっすぐな状態でブリスターを作っていました。しかし、開封時にムカデらしさが感じられなかったため、曲線をつけてくねらせるムカデらしいポーズに変更しました。
箱を開けた際に、リュウジンオオムカデの翡翠色の脚が、箱の内側のつや消し黒の色で、さらに引き立っています。
注文していただいた方には来年の2月末にお届けできるように進めておりますので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。
まだ注文しようか悩んでいる方は、12月10日(水)が受注の締め日となっています。
悩んでいる方はこちらをチェック!
>>>>「いきもの大図鑑アルティメット リュウジンオオムカデ」受注ページ



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