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駒形情報局(仮)~これまでのことと、これからのこと 2018~

こんにちは。開発担当のK澤です。

会社の暦でいうところの2018年度が始まりました。

 
 
「グラハム・ガンダム」をいつ作るかばかり考える期初です。

 
いや、フィギュアでグラハム作りたいかもしれない。

 
もうガンダムの外装付けるアンサンブル・グラハムを作りたいかもしれない。

 
この気持ちはまさしく愛・・・?

 
 
 
 
昨年と同じく、少し振り返りをしつつ、これからの展開について皆様にご共有をさせていただければと思います。

※私個人の考えが多分に含まれておりますので、この通りに進めるかどうかは別ですが・・・。

 
 
あ、その前に!

 
MOBILE SUIT ENSEMBLE EX07 ガンダムDX 
受注スタートしました!(http://p-bandai.jp/item/item-1000125096/)
 
 
武装たっぷりの超豪華仕様です。ちなみに こんな武装群もばっちり入れ込みました。「こんなの使ったっけ?」と思う人や、「知ってるよ?CSだろ?」とか「はいはい、特格派生ね!」という方もいるかもしれません。

ここで、ハイブリッドHASEGAWA指導員の同期にして当時のガンダムX企画担当、現在仕入れチームの長であるマテン先生に聞いてみました。

 
 
「あれな~====================(内緒の話)===============」

 
 
・・・なるほど!

 
 
 
こちら、今期のEXの行く末を占う1品となっております。是非ご予約いただけますと幸いです。

 
 
と、宣伝を挟みつつ、昨年と同じく「アンサンブル」から振り返りとこれからを簡単にお話ししたいと思います。

 
 
【モビルスーツアンサンブルのこれまでのこと】
シリーズの企画が始動してから約2年。シリーズが発売してから1年ちょっとが経ちました。大変ありがたいことに皆様に受け入れていただくことができ、順調に開発も進んでおります。

ここに関しては、昨年の振り返りでの「しっかりと継続していきたい」という部分がうまく機能してきたな、という印象です。

 
ここからは、どのように安定したシリーズとして成長をしていくか?がテーマになるかと思います。

 
【アンサンブルのこれからのこと】
順調に推移しているので、「これまでのこと」と振り返るとがむしゃらに走ってきて、皆様に支えていただきここまでこれました!くらいしか語る部分はないのですが、立ち上がりが成功したこれからこそが勝負だと考えております。

 
ガンダムに限らず、シリーズ商品はなかなか継続展開できるまでのベースに乗せることが難しく、3弾以降の継続ができないものが多いのですが、現時点は8弾の原型も進行しており、EXシリーズの開発もかなり拡大している状況です。

 
これからは「売上を落とさないこと」「更に拡大することが重要になってきます。

言い換えると皆様を飽きさせず継続して購入してもらえるものを作り続けること」「新規のお客様の獲得や、より多く購入したい思ってもらえる商品の展開をすることになります。

 
つまりはもっと良いもの、面白いものを提供するという単純な話ですね。

 
通常弾はここから少しニッチな方向に振れる予定です(今がニッチなのをやってないかというと難しいところですが)やや渋めのラインナップを組んだ時にどのように受け入れてもらえるのか?それによって今後のラインナップの組み方も変わってくるかなと思います。

 
ニッチな方向ってどんなもんかって・・・・?

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
こんなのとかね。

 
 
これがあるってことは絶対

 
 
「人間だけを殺す機械かよ!」
 
 
とか

 
 
「もっと動け!」
 
 
とか、やれて絶対楽しいと思うんです。

 
EXに関しても、アンサンブルは「重奏×重装」というテーマを最大限に楽しむためにはより大きなパーツやバリエーションが多くほしくなるシリーズなので、より多く商品を展開できればと考えております。フルアーマーユニコーンなんかもどこかで再販できればなあと思うのですが・・・。

 
そして、EXシリーズに関してはガシャポン戦士も同じなのですが数量のベースがあがったらより安く提供できるように動きます

 
どうしてもプレミアムバンダイ限定の商品は仕様がMAXなうえに受注少数生産のため、結構立派な値段がしてしまうのですが、過去にこのブログでコストの仕組みについて簡単にお伝えした通り、数が伸びれば値段を下げられるというのが真理です。地味にザンネックとか、今回のガンダムDXも当初予定よりは下げているのですが、まだまだ伝わりづらい感じかなと思います。

 
シリーズが育てば育つほどより購入しやすくなっていくのが理想ですね。(それより前にさらなる生産環境の悪化がやってくるかもですが・・・)

 
今期は今までの継続&EXの可能性の拡大をしていきます。
 
 
【ガシャポン戦士fのこれまでのこと
ガシャポン戦士に関しては、昨年立てた目標が達成できたとは言えないものの、こちらも皆様に大いに支えていただいておりここまで走り続けることができております。

ガシャポン戦士は売れ行きとしてはアジアなどの販売も含めると過去の200円時代を上回る数量を売り上げており、過去最高水準となっております。

 
・・・が、コスト面では限界を超えてしまっていてここからどうすれば継続して提供できるか?という大きな課題を残しつつ、更に昨年テーマとしていた「組み立てやすさ」と「量産品質」に関してもまだまだ課題が多く残り、今期はそれをどう解決していくか?が課題になります。

 
シリーズ自体はこちらも継続していくつもりで、現在8弾の原型がスタートしております。

 
 
【ガシャポン戦士fのこれからのこと
ガシャポン戦士に関しては何よりもまず「継続すること」がテーマになります。

正直、300円で走り続けるのは先にも述べた通り限界を超えてしまっているのが現状です。

 
今300円で展開しているのは私の意地の部分が非常に大きいのですが、それも長くは続かない(値上げは避けられない)というのが現実です。しかしながら、できれば300円という価格にはこだわりたいので、どのように展開をするのか?を模索しております。

 
例えば、ガンダムタイプのちょっとゴテッとした機体がいる弾は400円~500円(これ昨年テーマに挙げてたやつですね)にしつつ、より多く数を並べたい量産機がラインナップされている弾は300円で提供・・・など。

 
「遊び」がメインのアンサンブルに対して「コレクション性」がメインのガシャポン戦士は、とにかくシリーズを終わらせずに継続して種類を増やしていくことが大事と考え、いろいろな手を使って継続していきたいと考えております。

 
そして、昨年から引き続き「組み立てやすさ」と「量産品質の向上」はテーマとして取り組んでいきます。

 
コスト感もさることながら、生産数がとにかく多く、工場がフル稼働しても生産が追い付いていないのがガシャポン戦士の現状です。量産の効率化が必須の課題となっているのですが、実はそれが改善できれば量産品質もおのずと上がってくるのかなというのも感じております。

 
そのための新機構なども研究中です。

 
 
例えば新ジョイント。この間ブログに乗せたやつよりも複雑なバージョンの検証とかもしてます。

共通パーツが増えることによって、より効率的かつ均一な品質で作れるのではないかと・・・。

 
 
外観上はほとんど変わりませんが

 
腕がグイン!と横に広げられるようになって

 
ライフルがよりかっこよく構えられるようになったり・・・。

 
上腕の巻き込みがなくなる制限があったり、そもそもこんなパーツ増えたらもっとコスト死ぬんじゃん!とかあって、まだまだ実装には程遠いですが、検証作業や調整は続けております。

・・・アンサンブルに準拠って言葉、意味深ですね。

 
 
ガシャポン戦士も引き続き全力で続けていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

 
 
 
ということで、今年も「アンサンブル」「フォルテ」の2本の振り返りをしつつ『今期も全力で繋いでいく』という気持ちが伝われば幸いです。

 
今期も1年間、よろしくお願いいたします。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
(C)創通・サンライズ
投稿日:2018.4.17
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