いきもの大図鑑の企画開発担当の誉田です。
6月4日の虫の日に開発中の昆虫をブログにてお見せしたところ、皆様から商品化希望の昆虫などご要望をたくさんいただきました。
ありがとうございます。
メジャーな昆虫はほとんど開発中です。
あたらしい昆虫を開発する際は、自然の中ではどんな動きをするのかなどいろいろと調べ、
「その昆虫の動きをより自然な感じにするにはどのような構造にすべきか?どのように動く可動構造を入れたらいいのか?」
などを検討し何度も作り直しながら進めていきますので、非常に時間がかかっていますが、その分、手に取って頂いた方に
その昆虫のことをより詳しく理解できるもの
にしたいと考えておりますので、もうしばらくお待ちください。
そして、今回は昆虫ではなく開発中の爬虫類のアイテムをお見せしたいと思います。
皆様からは昆虫ではなく爬虫類に関しても商品化の要望をたくさんいただいております。
本当は昆虫を「虫の日」に紹介したので、爬虫類は「爬虫類の日」に紹介したいと思い、そういった日があるのか調べたのですが、なんと、爬虫類の日は8月8日ということですでに過ぎていました。
ちなみに8月8日はガシャポンの日でもあります。
ということで、今日は爬虫類の日ではなんでもないのですが、今開発中の爬虫類のアイテムを紹介したいと思います。
ただ、今回紹介する爬虫類以外も開発していますので、楽しみにお待ちください。
まずは、お買い求めいただきやすい500円上代のカプセルでシリーズ化しています「いきもの大図鑑レプティ」です。
たくさんの方に購入して頂いておりますので、とにかく、この後もたくさんの爬虫類の開発を進めています。
こちらはナメハダタマオヤモリです。
大きくてウルウルしているかわいいお目目もしっかりと再現しております。
こちらはアオジタトカゲです。
名前の由来の通り舌の色が特徴的ですので、こちらは舌を出す動きが出来るように開発中です。
次は一気に大きくなってパンサーカメレオンです。
アドバンス版としてカプセルとして商品化出来ないかも検討したのですが、カメレオンの尻尾の長さや胴体にボリュームがあることと、カプセルに入るサイズまで小さくしてしまうとかなり小さくしなければいけず、そうなるとカメレオンの動きを再現する可動を入れるのは難しくなります。
そのため、生体とほぼ同じスケールにて「いきもの大図鑑プレミアム」として開発中です。
とはいえ、結構難題を多く抱えていますので、まだまだ開発には時間がかかりそうです。
そして今回紹介するラストはオオヨロイトカゲです。
画像を見ていただくとわかるようにかなりの大きさになっており、なんと1/1スケールです。
こちらは「いきもの大図鑑アルティメット」として開発中です。
ナイルワニの次のアルティメットは何を開発中ですか?という質問も多く頂きました。
実はいろんな生き物を開発しているのですが、ここまでのサイズのものになると、かなり時間が必要なため、1年以上開発を続けている生き物がすでに何匹もいます。
そのなかで、今回、オオヨロイトカゲの標本を手に入れることが出来たことと、すでにナイルワニのほか、これまで爬虫類の可動フィギュアをたくさん開発してきましたので、爬虫類らしく動く可動構造はどうすべきかなどのノウハウが蓄積されていたこともあり、ずっと前から開発をスタートしていた他のアイテムを追い抜かして一気に開発が進みほぼ完成に近い状態にまで辿り着けました。
外観と内部構造などほぼ完成済みですので、もう少し詳しく紹介してみます。
ここまでのサイズですので持ち上げるとずっしりとした重みを感じます。本物のオオヨロイトカゲをハンドリングしたときもこれくらいの重さがあるのでないでしょうか?
今回、このオオヨロイトカゲの標本をCTスキャンにかけたあと、この標本の鱗を出来る限り正確に再現させるべく、開発を進めてきました。
そして、気が付いてみると、とんでもないパーツ数となってしまいました。
一体何型金型を作らなければいけないのか想像するだけで恐ろしくなります。
もちろん、口の中も本物同様にしっかりと再現しています。
目は透明の別パーツにしていますので、その上に彩色することで、生体のような光沢があり透き通った瞳を再現する予定です。
首のあたりの不規則な棘状の鱗もすべて本物と全く同じ形状で再現しています。
この後、原型の調整が終わり次第、彩色モデル作成に入りますので、
早ければ年内、遅くても年明けには受注開始のご案内ができそうです。
ここ数年で爬虫類の可動フィギュアの動きをより本物に近づけるためのノウハウがかなり積みあがってきました。
今回、オオヨロイトカゲではそれらの技術を総動員して開発しております。
「いきもの大図鑑アルティメット」という名前に負けないよう爬虫類可動フィギュア史上、究極のアイテムにすべく取り組んでおります。
詳細をお見せできる日も近いと思いますので、楽しみにお待ちください。
オオヨロイトカゲに関しては、この後の開発の状況などをブログで報告しますので、楽しみにお待ちください。
そして、機会がありましたら、次回は今、開発している爬虫類と昆虫以外の生き物もこのブログで紹介したいと思います。