こんにちは。開発担当のK澤です。
AQUA SHOOTERS!情報を8月のC3まで継続して公開したいと思うのですが
結構シンプルな商品なので、1か所だけ大きく遊べる部分を除いてここがウリです!というのも多くないので、ゆっくり少しずつ紹介できればなと。
今回は、前回に引き続き初期のデザインなどをご覧いただこうかと思います。
企画を考える際に企画書というものを作成するのですが、既存のキャラクターでもない完全オリジナルのアイテムを作るために予算をかけることなど当然できるわけもなく、最初はパワーポイントでちくちくとこんな商品でこんな仕様で・・・・というところから始まりました。
ベンダー事業部は圧倒的に企画担当にゆだねられる部分が大きく、ほぼすべての組み立てができるため(逆に言うすべてをやらなければいけないのですが・・・)、仕様や中身はさくさくと決まっていきました。
試作を作らないとどうにもわからない商品なので、企画書やらイラストを外注に出す余力は一切なくすべて手描きとパワポで・・・。
1番最初に描いたこのラフ(ぼかしをいれてます)からモノの試作へ。
最初はもっとスリムな体形で頭が大きく、顔はかわいらしい系の顔でした。
ここから可動試作のこの状態に持っていくまでに何回か調整を繰り返し。
もっと厳密な指示書とかもあるのですが社外にあまり出せないものも混じってたりするので、パワポの部分だけちらり。このころはまだ肩に丸ジョイントが入っていたり、肘・膝もアンサンブルの3㎜軸無しのものを細くしただけみたいな関節でした。
ここで、いろいろな可動ができることを確認し、一旦社内会議に出すべく、試算を叩きつつ簡単な企画書を作成します。
一部黒塗りですがこんな感じの仕様説明等々が入ったものが10枚程度。イメージが伝わりやすいように、ありものの目のデータをさくっと貼り付けたりも。
当初は髪の毛の色を統一して、髪形の変更も思うがまま!とする予定だったので、結構いろいろ遊べる仕様でした。
最終的に単色だと地味すぎるというので色を変えましたが・・・・。
・・・で
ほぼ商品化が決まって、絵を発注してもよいかな!くらいのタイミングでちゃんとした絵を依頼し、企画書も少しバージョンアップ。以前の、絵を起こしてから原型作って~という基本の流れを汲んでいないのはこの辺にあります。
当初はこの絵柄になるなんて想像もしていませんでした(笑)
このあたりのお話はまた追々・・・。
さて、今日ご紹介した中で初期設定では髪形を変えられる仕様だったことをお伝えしたのですが、仕様的に変えたのは「色」だけなので付け替えのギミックはそのまま残っております。
・・・つまり
この子と
この子があれば
組み替えることはできます。
他にも
こんな感じでイメージを変えることができます。
・・・まあ、製品は色が違うのでちぐはぐになってしまうんですけどね。
でも・・・!色を塗れば解決可能&売れたら髪の毛統一カラーバージョンを出したり、カスタマイズに振った商品展開もできますね。
シリーズが続けば拡張性がどんどん広がる・・・・そんな商品として設計されております。
まだ発売までは少し時間がありますが、続報お楽しみに!
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