だんごむし開発担当しています誉田です。
私が勤めているバンダイの本社は、海外からの観光客に絶大に人気がある浅草にあります。
なので、この数年で海外からのお客様が増えたことを本当に実感してます。
海外でも日本料理屋はどこも大人気です。
フランスにある「モネの庭」などにいくと、モネがいかに日本の浮世絵に影響されたかなどが説明されており、日本の浮世絵が当時ヨーロッパの芸術に多大に影響を及ぼしたということがわかります。
浮世絵のように実は日本の文化の中でも海外ではすごく評価されているのに、日本人にはそれほど注目されていないものって結構あるように感じます。
これって、すごくもったいないことだな。と思います。
また、日本人でも意外と知らない日本独特の文化といえば、「虫を愛でる。」というものもあり、これは虫を飼うというのは他の国の人には全く理解できない日本独特の文化だといわれています。
海外の人に言わせると、
「ゴキブリとカブトムシも同じでしょ?」
だそうです。
ガシャポンだんごむしは皆さまのおかげで異例のヒット商品となりましたが、そういう事もあり、海外の方には日本でだんごむしがヒットしていることが全く理解できないようです。
そこで思いつきました。
逆に、海外の方からは日本独特の文化と思われている「虫」と、日本の芸術である「浮世絵」を融合させれば、海外の人には、日本のテイスト満載の全く新しいアートになるのでは!と。
そこで、発表します!
日本の文化を再確認!
だんごむしと日本の芸術の融合した「BUGARTS」シリーズ!
第一弾の絵柄は「風神雷神図」で発売します。
「BUGARTS風神雷神図」上代5,280円(税込)
9月30日(月)からプレミアムバンダイにて注文開始いたします。
風神雷神図の絵から風神、雷神の2体にわけ、2体1セットにしての販売です。
また、今回は日本の方だけでなく海外からの観光客の方にも手に取っていただきたいため、プレミアムバンダイだけでなく、一部店舗にて限定的に箱売りでも販売いたします。
プレミアムバンダイ版と店舗での販売版はパッケージ形態が異なり、日本の方には確実に手に入るように風神雷神2体セットで販売します。
そして、海外からの観光客が訪れることが多い一部店舗にはお求めやすく風神と雷神を分けた単品売りを数量限定にて行います。
さて、このアイテムで見ていただきたいポイントは何といっても背中の風神雷神の続柄の再現度です!
この方法にたどり着くまでかなりの時間がかかりました。
と、いうのも、通常の玩具で使う彩色方法では今回の風神雷神の細かな絵のテイストまで再現することが出来なかったのです。
そこで、いろんな方法を試したのですが、アートというにはほど遠いクオリティのものしか出来上がらずに、半ば商品化をあきらめかけていました。
それで、玩具ではあまり使われていない手法を試したところ、ほとんど、いや、正直、全く期待していなかったのに!想像以上のクオリティで出来上がってきました。(涙!!)
どういった方法を使用したかは企業秘密です。(笑)
画像だけではこのクオリティがわかりづらいかと思いますので、ぜひとも、このだんごむしの背中の「風神雷神」の再現度の高さを皆さんの目で確認して頂きたいと思います。
そこで、今週末9月28日(土)、29日(日)と東京ビックサイト青梅展示棟で開催される全日本模型ホビーショーのバンダイガシャポンコーナーにて展示します。
新シリーズ「BUGARTS」で“だんごむし“がアートとして次の扉を開けていきます。
ご期待ください!