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AQUA SHOOTERS!通信 ~4弾完成まであと少し!~

こんにちは。開発担当のK澤です。

今回は4弾の進捗と開発話、ホビーショーの振り返りと今後の展開などを少しご紹介したいと思います。

 

ホビーショーで情報ある程度出し尽くしてしまったので、しばらくあまり出せる内容もないということで大ボリュームでお届けします。

 


あがりたてのメインビジュアルを1人分だけチラ見せ。今回も完璧ですね!


 

フィギュアの方も8割がた出来上がりつつあり、目タンポなど彩色の最後の調整を行っております。

シリーズ初の(オリジナルだしなんでも大体初なのですが)セーラー服なので


着せ替えをしたりも楽しい!

 

第4弾は2020年1月発売予定です。

 

<ここから開発話>

4弾はセーラー服という点で結構地味目に見えたりするのですが、仕様としてはシリーズ最大となっております。これ以上の仕様はもう二度とできない。そんなくらいには仕様が高いのです。基本的には彩色とパーツ新造によるものなので、ぱっと見はホントわからないんですけどね。


これは商品開発時に私の指示書から部分抜粋したものなのですが、2弾と比べると4弾の新造部分が圧倒的に多いのが伝わりますでしょうか。アクアシューターズはその超高仕様を500円に抑えるため、かなりの部分でパーツ流用を行っております。パーツ流用というのは、同じパーツを使っていたら即コストダウンというわけではなく、金型配置上効率よく運用できるかどうかがポイントになるので初期設計から他の弾にも使えるようにあらかじめ作っていたかどうかでコストダウンできるできないが決まります。


例えば、1弾の「つばさ」の髪の毛と同じものを商品に使いたいとなったときに、この髪の毛だけを使いまわすとむしろ値段は上がります。


金型にはこんな感じでパーツが配置されています。これだと、成形の際に髪の毛の部分だけで金型を動かすので無駄なショットが増えてしまうため、1人だけ同じ髪の毛を入れるくらいなら他のパーツと一緒に新規の金型に入れ込んでしまった方が安く上がるわけです。

 

アクアシューターズは初期設計からある程度流用するパーツを設定したうえで商品設計をしているため、効率的な生産を実現しているのです。本当はこのシリーズ頭部と胴体部分(ブレザー部分)だけを作り替えていくだけで、夏服にしたりセーラー服にしたりまでは到底できないと思っていたので結構な贅沢をしちゃってます。

 

商品において1番コストのかかるもちょっとだけ触れてみます。

アクアシューターズは彩色工程を「平均10工程程度に抑える」というのがコストを合わせるための目安になっております。


これまた4弾の仕様書作成の際につかったpptの抜粋なのですが、フィギュアの顔ってめちゃくちゃ彩色工程を食うので、首から上だけで10工程に到達してしまうという・・・。(凝ったフィギュアだとタンポが片目ずつだったり、上の罫線と下の罫線が分かれていたり、眉毛の色を目と別にしたらそれだけでも増えるので顔の彩色は突き詰めるとどこまでも増えていきます。割り切りがとても大事なわけですね。)

 

これを武器セットだったり、本体の成形色をうまく使って彩色工程を全体で調整していくわけです。2弾だとフィギュア1体に14~6工程、4弾だと20工程くらいかかっているので、単品だと相当仕様アップしております。あまり目立たないけれども、最大仕様でお届け予定の第4弾是非お楽しみに!

 

さて、ここからホビーショー振り返りを行いたいと思います。

4弾は残念ながらホビーショーに展示ができなかったのですが、アクアシューターズ外伝、展示子ちゃん、フェイスパーツセット、撮影禁止品の展示をさせていただきました。


上図:DX展示子ちゃん

展示子ちゃんに関しては、出せるとしてもPB以外の選択肢が現状ないため、先日締め切ったフェイスパーツの受注状況等を加味して考えると商品化への道はまだ少し遠いかなという感じです。4,000円とかでいいなら出せなくもないですがさすがにね・・・どこかで商品化はしたいですね。


フェイスパーツセットに関しては、上で説明させていただいたように顔は非常にコストがかかる部分なので、うまくいかなかったらどうしようと少し不安なチャレンジではありましたが、オプションパーツセットの受注としては大成功の部類といって差し支えないほど皆様にご注文をいただくことができました。ご注文いただいた皆様、ありがとうございました。

フェイスパーツセットは冬くらいにまた3弾&4弾みたいな感じで受注開始して、春先~初夏くらいのお届けで検討しようかなと考えております(まだ何も決まってませんが)。

 

そして、アクアシューターズ外伝と、前回のブログでちらり話題に出ておりました1・5弾についてご紹介したいと思います。さらっと話題に出しましたが

 

アクアシューターズ1.5発売決定です

 

こちらの詳細は4弾発売タイミングくらいにお届けできるかな~という感じですが、4弾の次は1・5弾になる予定です。春先くらいの展開になる予定で、商品進行の準備がスタートしました。

 

閑話休題

 

「アクアシューターズ外伝」「1・5弾」を並列でご紹介するのにはちゃんと理由があります。アクアシューターズの展開に際して、ざっくりした設定とともに第3弾まで商品展開を行ってきたのですが、シリーズももう4弾~その先まで決まってきたという中でもう少し世界観と設定に踏み込んでいくうえで必要な商品であるため、こちらの2つを合わせてご紹介となります。

 

アクアシューターズの世界は「AQUA GAME」という、リアル世界でもVRゲーム世界でも展開されるスポーツが舞台となっており、ガシャポンの商品はVRゲームのアバターという設定で展開しております。1~3弾のキャラクターに名前がついているのは、ちゃんとプレイヤーがいてプレイヤーの名前を反映しているためなのです。「アクアシューターズ外伝」「1・5弾」は【VRゲームである(商品展開されているものはアバターである)】という設定をより強くした商品になり、今後の展開においてもこの設定が商品に紐づいていきます。

 

ちなみに、配布している冊子や既存のイラスト、公式ページやブログの端々でも細かい設定に紐づいた情報出しをこっそりしていて、ネタあかしをしないと全然わからないとは思うのですが様々な設定上のネタをちりばめております。展示子ちゃんの秘密に迫る情報なんかも実は出ていたりするのです。

 

「アクアシューターズ外伝」に関してですが、非常に驚きがあったかと思いますが「男性型」のアバターが登場します。


ちなみに、ホビーショーで展示していたものは初期の原理試作を展示したなんちゃって原型でした。メインとなるこの「KAWABATA」以外はダミー原型でして、本当の最終デザインは


このような3人になっております。率直に設定からお話をするとこの人たちは「ゲームの管理者側」の人です。ゲーム内のバグと戦う人たちという設定です。

ありがちかもしれませんが、ゲーム内のシステムじゃないと倒せないクリーチャー(バグ的なもの)と日夜奮闘しているという・・・。


そのため、武器も従来のシリーズとは方向性の異なるサイバーチックなものが採用されております。

商品仕様的には本弾とは武器の持ち替えができる以外はほぼ互換性が無く、頭部の勘合方式が異なるため頭を付け替えたりもできない仕様になっております。(同じシリーズ同士での互換性はあります)

 

この人たちは基本的にバグと戦う人たちなので「対人戦には参加しない」他、本弾のキャラクターと関わることも一切ありません【外伝】と銘打って明確に別物にしているのはそういった理由です。世界のどこかにいて、自分たちの関わる何かに間接的にはつながっているけれど、直接出会うことはない人たちです。

 

いきなり終わるのか続くのは謎ですが、設定上は2弾までやるとすっきりする感じになっております。アクアシューターズ外伝に関しては現在原型が完了し、彩色等の作業に入っておりますが展開自体は来年の春以降の予定です。詳細はまた追ってご紹介したいと思います。

 

続いて「1・5弾」ですが、こちらも外伝と同じくゲームであるという設定をより強める、あるいはむしろゲームという設定を強めるからこそ出せる商品になります。


 

「ロボットコンチェルト」もそうですが、「アクアシューターズ」もあえて最初から打ち出していないだけで実は結構細かく設定が作られていたりします。1弾のこのキャラクターには「大塚ことみ」という名前が付けられていたりするのもそういった一部分なのですが、色が変わったときにそれはもう「大塚ことみ」ではなくなります。同じ素材を使って作った別のアバターでしかないわけです。


そのため、「〇・5」で展開されるカラーバリエーション弾ではラインナップ名はキャラクター名ではなく「アバターA」とかそんな感じのラインナップ名になる予定です。別の人が似たアバターの色違いを作ったということにすれば名前有でもいいかもしれないですが・・・。

 

モノとしてはカラーだけでもかなり印象が変わるので、色々出したら遊びの幅が広がるな~と楽しくなること間違いなしのバリエーション弾ですが、こちらも是非楽しみにしていただければ幸いです。カラー以外に表情とかも変わるかも?

 

「外伝」「1・5」弾で、ゲーム設定の深堀とバリエーションの展開が入ることで、1月の4弾~来春は結構なペースで商品がでます。

 

まだ商品化最終決まってませんが5弾のイラストも発注してるので、ここまで決まると初夏くらいまでずっと商品出てるみたいな感じですね。シリーズ物の常として、1弾を最大値に徐々に販売は逓減していく一方で生産コストは増加していくというシリーズが続けられなくなる不安要素は常に付きまとうものです。

 

・・・が、それを気にしていたら毎弾実績待ってから次みたいな感じになってしまうので一気に展開していこうかなと!シリーズの継続条件は「売れること」と「利益が出ること」の2つです。この2つさえクリアできていればいろいろ展開しまくっても何の問題もないのです。(今はまだどちらも足りないけれど)

 

展開に関してはコストやら実売の心配よりも、もう制服のバリエーション結構やってしまったのでネタ切れのほうが心配ですが・・・(5弾もここでめちゃくちゃ悩むという)

ある程度万人にウケて、生産都合にも合うものというのは非常に難しいものなのです。イベントで展示したコートスタイルとかもかわいいとは思うのですが、季節性を強くしすぎると大量生産商品としては実売が出にくくなったり、体操服などに至ってはとてつもなくニッチになってしまうため通常弾での展開は難しく、将来的にはプレバンなどで検討したいところですね。オプションパーツのエフェクトなんかは近い将来入れたいかも・・・。

 

そもそも当初はシリーズとしては売れても4弾くらいで区切りをつけて、ノウハウを他の新しい商品に反映したりしていく商品かなあとも思っていたので、こういう部分で悩めるというのも贅沢な話です。

 

ちなみに、ノウハウを引き継いだ商品として考えてたりしたのは、関節構造を引き継いだフィギュア(勇者)とその装備をラインナップした「ガシャポンクエスト」

7つのオーブ(ガシャポン)を求めて冒険する勇者の冒険譚を描く壮大なガシャポンシリーズとして展開したらきっと楽しいに違いない!と。(・・・冷静に考えると弾を追うごとに武具が複雑になって仕様があがりすぎてすぐ商品化できなくなる奴だってことでボツに。やり方はあるかもしれないけれど、アクアシューターズやってるうちはないですね。)

 

最後は大きく話が脱線してしまいましたが、設定の深堀に加え来春に向けて商品展開が加速する「AQUA SHOOTERS!」シリーズ、引き続きよろしくお願いいたします。

 

(C)BANDAI

投稿日:2019.10.21 コメントをする

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