生きものシリーズ担当の誉田です。
6月4日(虫の日)に発表し、たくさんのメディアで紹介して頂いたため、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、だんごむしシリーズ、かめシリーズに続き、今年は昆虫シリーズを立ち上げ、その第一弾として、「すずめばち」を今月発売致します。
こんなにたくさんの生きものを立ち上げていると「生きもの大好き人間」だと勘違いされますが、どちらかというと、部屋に虫が入ってきたら逃げる方です。(笑)
「すずめばち」を企画したきっかけは、ガシャポンだんごむしを手に取って頂いた方から、
「だんごむしが丸くなる時に殻がどう重なっているのか興味すらなかったが、ガシャポンだんごむしでその動きがわかると、虫に興味が湧いてきた。」
ということをたくさんの方からお聞きしたからです。
そこで、子供の頃に夢中になったクワガタムシやカブトムシのような人気の昆虫から、あまり知られていないが面白い特徴をもつ昆虫まで、その生態がわかるようなフィギュアシリーズを立ち上げれば、虫に興味をなくした方も子供の頃のようにまた興味が湧いてくるのでは?
と考えたからです。
そして、シリーズ最初の立ち上げに考えた昆虫は、「スズメバチ」と「カマキリ」の2種。昆虫の中でも「強い」というイメージが強いだけでなく、この2種の昆虫の生態は本当に興味深く、外観もその生態からくる独特の形状をしており、見るものを惹きつける「昆虫美」を兼ね備えていると考えたからです。
そこで、まずは去年の東京玩具見本市(おもちゃショー)で参考出品として試作を展示して、皆さんの反応を見てみることにしました。
その時のお客様からの反応は想像以上のもので、十分な手ごたえを感じ取ることが出来ました。
この2種を比較すると、スズメバチの巨大フィギュアのほうがインパクトが強かったようで、立ち上げはスズメバチからに決定しました。
玩具見本市が終わった後に、本格的に仕様をまとめ直していくのですが、そのためには自分自身が本当にスズメバチの生態をしっかりと理解し、その魅力を人に伝えていけるようにならなければいけません。そのためには、スズメバチの生態を一から勉強をするところからスタートしました。
(次回、原型作成に続く)