いきもの大図鑑の担当の誉田です。
今回は 究極の生きもの可動フィギュアへ!「いきもの大図鑑アルティメット ナイルワニ の開発日記その3 可動機構」の話となります。
前回では、ナイルワニの造形に関してまでお話しをしました。
>>>いきもの大図鑑アルティメット ナイルワニ その2 造形
竹内しんぜんさんからナイルワニの原型を託された次は、それに可動を入れる作業に入ります。
しんぜんさんが作られたものは可動モデル用ですので、胴体はまっすぐの素の状態で作られています。全身に入る鱗のリアリティや顔の迫力はすごいものがありますが、まっすぐに作られているので、生命みたいなものは感じることは出来ません。
ここに、可動を入れて、どんなポーズをとっても、まるで生きているような躍動感を感じさせるものにしていきますので、生命を吹き込む作業といっても過言ではありません。
今回、この商品の企画が決まった際に、誰に可動モデルをお願いするかを考えました。
今までのいきもの大図鑑の設計では当然ガシャポンアイテムのため、「大量生産出来る構造になっているか?」また、「ガシャポンの500円の価格に合うパーツ割」になっているかを考えて設計していくため、私のほうですべて決めていました。
ただし、今回はガシャポンではなく、究極の可動フィギュアを作るということが最優先課題でした。
それで考えていくと、誰に頼むかが決まりました。
どんな原型もまるで生きているようなリアリティのある可動モデルにしてしてくれる方といえば、この人しか思いつきませんでした。
たくさんの怪獣に生命を吹き込み続けています細川満彦氏(東莞市観考造玩具有限公司)に可動機構モデル作成をお願いすることにしました。
さて、しんぜん氏から受け取った原型を細川氏に託したあとは、どういったものになるか楽しみに待っていました。
途中、部分ごとに分割方法などをメールでやりとりしながらも、全体はどんな仕上がりになっているのかは完成するまでわかりませんでした。
期待半分、不安半分で待っていると、完成予定日に画像が送られてきました。
まずは、口部分の可動域の確認画像です。
大きく口を開けることが出来るようになっており、迫力あります。
結構、いい感じで上がってきているので胸が高まりした。
尻尾の左右への可動域ですが、予想していた以上に左右に思いっきり可動させることできるようになっています。
そして、尻尾部分の上下への可動域の確認用の画像です。実際は尻尾は長く重たいため、持ち上げることは出来ないですがヒョウモントカゲモドキの威嚇のように尻尾が立っています。本物のナイルワニですら、ここまで体の柔らかいのはいるのかわからないくらい下側に大きく曲げた画像も送られてきました。これはこれでなんかかわいらしい。(笑)
パーツごとの隙間が目立たないかすごく心配していましたが、全身細かく輪切り上にすることで、全身では結構動くようになっていましたが、ひとつひとつの可動域は小さく隙間が出ないように配慮されていました。
「おおっ!ここまで動くのであれば泳いでいるポーズから歩いているポーズも取らせることできる。その際に本物っぽく見えるのか??」「とにかく、早く触って自分で動かしてみたい!」
逸る気持ちを抑えつつ、可動モデルが届くのを待ちます。
次回は「いきもの大図鑑アルティメット ナイルワニ その4 可動モデル確認」に続きます。
脅威の可動域を実現!!「いきもの大図鑑アルティメット ナイルワニ」 ただ今予約受付中です。
気になる方はこちらをクリック
>>>いきもの大図鑑アルティメット ナイルワニ