
11月にだんごむしシリーズの最新弾「だんごむし05」が発売されます。
だんごむし05 ついに「だいおうぐぞくむし」登場!
実はこの「だんごむし05」にて、だんごむしの出荷数が200万個突破します。
これも、本当に皆さまのおかげです。
ありがとうございます。
しかも、100万個までは10か月かかりましたが、100万個から200万個は半年もたたずに達成しました。
“だんごむしって、実は最も人気の生きもの”
といっても過言じゃないのではないでしょうか。(笑)
今後の新商品も、初めて購入して頂く方や毎弾フルコンプして頂いている方、どちらの方にとっても、待ち遠しくなるような魅力的なラインナップにするべく、丸くなる生きものを探して商品化していきますので、宜しくお願い致します。
さて、今回「だんごむし05」では、“世界最大のだんごむしのなかま“ということで、
「だいおうぐそくむし」
をラインナップいたしました。

実は、だんごむしでどんな生きものを追加してほしいかというアンケートを取った際に一番要望が多かったのが、このダイオウグソクムシでした。
でも、ダイオウグソクムシって、丸くならないのでは?
と思っていましたが、調べてみると、だんごむしのようには球体にはならないまでも、攻撃された際にはある程度丸くなって防御するということで、尾ひれが頭にくっつきそうになるくらい丸くなることは出来るようです。
今回、だいおうぐそくむしの開発で、一番難しかったことは、脚のボリュームがだんごむしの比ではないくらいあったため、丸くしようとすると脚が重なってしまう部分です。

実際のダイオウグソクムシの画像 脚は長くてボリュームがあります。

そのため、だんごむしのように丸めようとすると、脚がお互い当たって丸くは出来ませんでした。
この脚をどのように折りたためば球体に出来るかと脚をにいじって、どうにかぶつかり合わずに丸くする方法を検討していきました。




また、末尾の左右には4枚のヒレが付いているので、当然、この部分も可動にし、より本物に近い動きを再現いたしました。



<目と触角>

また、触角部分は2本に枝分かれしています。
だんごむしにも第1触角と第2触角がありますが、退化してほとんど第1触角が見えない長さになってしまっています。
ダイオウグソクムシははっきりと2つに分かれて両方の触角があるのが確認することができます。
そして、「だんごむし05」では以下の新色だんごむしも用意しました。

だんごむしの殻の色はしっかりとカルシウムが取れていれば真っ黒になり、それほど取れていないと透明っぽくなり中がみえるため、グレーっぽいものや茶色っぽくなるというのを読んだことがありますが、本当にそうなのかは研究で明らかにはされていないようです。

成形色はクリアホワイトです。



そしてレア枠として、「モンテネグロダンゴムシ」をピックアップしました。
モンテネグロ産のオカダンゴムシです。
オレンジ色に縁どられており、背中には3列のドットが並んでいます。
本物生体の画像はこちらです。



だんごむしの中で人気のある種類です。
ここで皆様の中には、
「えっ??? だんごむしの種類で人気ってどういうこと??」
と、思った人もいたのではないでしょうか?
珍しい種類のだんごむしにはブリーダーの方がいて、繁殖させて販売していたりします。
だんごむしを買うということは、一般の方には理解できないことかもしれませんが、
この世界も奥が深く、レアな種類は高額な値段で売られていたりしています。
私もだんごむしの商品を開発するまで、こんな種類のだんごむしがいることも、売買されていることも知りませんでした。
さて、「モンテネグロダンゴムシ」は、名前のごとくモンテネグロで生息しているからこの名前が付けられたと説明しましたが、「モンテネグロってどこにあるの?」って人がほとんどかと思います。
場所はヨーロッパのほうにあり、ギリシャの2個上に位置しています。
もともとオカダンゴムシは地中海の近くから世界中に繁殖していったので、このあたりにはたくさんの種類のだんごむしがまだまだたくさんいて、発見されていても名前すらつけられていない種類もたくさんいるらしいです。
もし、ヨーロッパに行く機会があれば、だんごむしも意識して見てみると日本とは違った色のものが見つかるかもしれませんね。
ディスプレイはだいおうぐそくむしに合わせ、深海をイメージしたカラーにしました。
こんな感じです。

モンテネグロダンゴムシの画像は「ESSENCE ダンゴムシ・ワラジムシ ビジュアルガイドブック」
(著;くるぎー♪様) から許可を頂き使用させて頂きました。