いきもの大図鑑 企画開発担当の誉田です。
今日、8月8日は「ガシャポンの日」なのですが、「爬虫類の日」でもあります。
そこで、今日は開発進行中のオオヨロイトカゲについて、内部構造の話をしたいと思います。
オオヨロイトカゲでは、いくつかの新しい構造を取り入れています。
そのうちの一つは「ボディの可動域」です。
前回のブログでも紹介しましたが再度説明します。
オオヨロイトカゲのような固いとげとげの鱗の表面を細かく分割した場合、ボディの外側のパーツ同士がつっかえてしまうためボディの可動域はどうしても小さくなります。
そのため、今回のようなパーツが細かく分割した場合でも、可動域に影響がでないようにするため新規構造を開発しました。

内部の可動軸が左右にスライドして動くことが出来る構造になっています。
ボディの真ん中にはたくさんのボディのパーツを繋げて支えるための可動軸のパーツがあり、いわばこれがフィギュアの骨のような役割をしています。
この骨のパーツが細かくボールジョイントでつながれており、自由に動かせるようになっています。
ただ、繰り返しになりますが、ボディパーツの鱗の表面をここまでたくさんに分割してしまうと、その影響で動かそうとした際にボディパーツ同士が前後でつっかえてしまうため、可動域が狭くなります。
そこで、今回、左右に大きく動かせることができるように、ボディパーツにスライド上の切れ込みを入れ、可動軸が左右にスライドするようにしております。
これによりつっかえても可動軸が曲がろうとする方向にスライドするため、可動範囲を狭めることなく動かすことができるようになっています。
また、脚や尻尾の先端にまで、この可動軸が延びており、それによって、いろんなポーズをとってもしっかりと支えることができるようになっています。
この構造を採用したことで、安定した勘合を保つことが可能になりました。

ボディの中だけでなく脚の内部にも異なる素材が骨組みとして入っており、どんなポーズでもしっかりと保持するようになっています。
可動モデルの場合、新しい生き物を動かそうとするといろんな問題が発生しますが、そのたびにいろんな構造を検討し、より可動フィギュアとしての完成度が高くなるように開発を続けております。
こちらはまだ開発が続いており、皆様の手に届くのは11月頃を予定しています。
もうしばらくお待ちください。
「いきもの大図鑑アルティメット オオヨロイトカゲ」は8月31日受注締め切りとなっております。
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