
原型完成まで、顔を残すのみとなりました。
あとは、かめの顔をどうすれば納得のできるレベルのものにまで修正出来るか??
その問題の解決に取り組みます。

原型氏の方にかめの顔を生体の画像に似せてもらうように指示をして、この時期、幕張で行われていたガレージキット等フィギュアの展示と物販が行われているイベントに出かけました。
ちなみに、私の場合、通常、イベントでは閉館の2~3時間前に会場に着いて、1回目は端からざっとブースを流しながら見て、2回目に気になったブースを中心にじっくり回って見るという感じで、閉館と同時に帰ることが多いです。
フィギュアを買ったり、よほどのことがないと立ち止まったりしないのですが、この日は会場である人から声をかけられました。
振り返ると、カメハウスさんでした。
カメハウスさんの生き甲斐は“かめのフィギュア作り”といっても過言ではないほど、かめを溺愛している方です。
私がかめのフィギュアを開発しているということはすでに知っていましたので、
しばらく、かめのフィギュアの話をしていました。
そこで、かめの顔部分がうまくいっていない話をすると、
「じゃあ、顔作ってみるから、気に入ったら商品に使ってみて!」
と言ってくれました。
それで、とりあえず、ガシャポン「かめ」に合わせた顔を作ってもらうことが決まりました。
翌週末はカメハウスさんのもう一つの生き甲斐である「ももいろクローバーZ」のコンサートがあったのですが、その隙間を縫って、パテを盛り盛り、ガジガジと削ってという感じで、ホシガメの顔を完成させてきてくれました。




上の画像がメールで送られてきましたが、初め見た時に
「本物のかめの顔に無茶苦茶似てる。」
でした。
しかも、口が開閉できる仕様ですが、口を開けた表情も自然な感じです。






まさに、自分の求めていた理想の顔の原型が出来上がってきました。
うれしくて、本物のかめに一歩近づいたガシャポン「かめ」をいろんなポーズを取らして、いじりつくしました。

再現したかった首を伸ばして水を飲んでいるポーズ
(骨格構造のおかげで首がにゅるっと伸びます!)
私の場合、玩具の開発をしていると、うれしくなる瞬間というのがいくつかあります。
そのうちのひとつが頭の中に描いた“面白さ”がきちんと形になった時です。
これで、機構試作から始めて8か月間かかった原型がやっと完成しました。
原型が完成したので、この後はかめの彩色を決めていきます。
かめ開発日記-06- <かめは甲羅が命!彩色ホシガメ編>につづく。