こんにちは。かめ開発担当の誉田です。
今回は製品ではなく、かめのロゴの話です。
開発をしていると商品そのもの以外にいろんな事を考える必要があります。
かめ開発日記ということで連載しておりますので、「普段まず話をすることがない」そういった部分も箸休め的にお話ししたいと思います。
新しいシリーズを立ち上げる際には、「シリーズ名」や、そのロゴマークを考える必要があります。
シリーズ名やロゴの良しあしで商品の売れ行きが変わるということはまず、ありません。
ただ、アイテムがシリーズ化した際に、ロゴを見ただけで、購入して頂く方に、
「あの商品シリーズの続編ね。」と認識してもらえるようになります。
同じような商品がいろんな会社から出た時には、差別化することが出来るため、その時にロゴは非常に重要な役割を果たします。
かめのロゴのデザインはダンゴムシの時同様に、白黒で印刷された時にも認識されやすくシンプルに、一目で何の商品かわかるようにかめのシルエットをもとにデザインしようと考えました。
「だんごむし」のロゴ
かめを上からデザインし、甲羅部分に商品名を入れてみました。
なんだかかめのシルエットがごつくなってしまい、かわいらしさが全くないですね。
その後、何パターンも作り直しましたが、かめを上からみたシルエットで甲羅部分に商品名などをいれたロゴは巷にあふれているので、どうしても、どこかで見たことあるようなデザインになってしまいました。
そこで、かめのシルエットを横向きに変更しました。
わかりやすく、かわいらしさがあるロゴにしたかったのですが、かわいらしさを出すのが難しく、この後も数回作り直したのですが、しっくりくるものが出来ませんでした。
そこで、全く新しいタイプのロゴで作り直そうと考え、弊社と仕事をしたことがないロゴデザインを専門にしている女性の方に考えてもらいました。
で、上の2点を作成してきてもらいました。
これまでにないテイストになりました。
かめを前から見たデザインは斬新に感じたので、こちらの前からみたかめのデザインでさらに詰めていくことにしました。
ロゴの中に「KAME」の文字を入れたかったので、次に甲羅を高くし、そこに文字を入れてもらいました。
それで、3種類の顔で作成してもらいました。
その後、数回修正をし、最終的に以下のものに決定しました。
かわいらしく丸っこいロゴになりました。
せっかく作ったロゴなので、今回、このロゴを製品のかめの下側につく補助パーツのカバーに入れることにしました。
さて、11月も終わりに近づき、「かめ」の発売日も近づいてきました。
開発も最終段階です。
次回は商品の金型の調整と量産へ向けた開発作業の話です。
かめ開発日記09 <金型の調整そして生産へ>に続きます。
*)カメを飼っている方からそうでない方まで、いろんなコメントや感想を頂いており、大変、参考にさせて頂いております。
ブログや商品で気になった部分や感想など、コメント頂ければ今後の開発に生かしていきます。