前回のブログでは、かめの内部構造が決まるところまで書きました。
かめ開発日記01
ガシャポン「かめ」は新商品発売をプレスリリースにて公開、東京おもちゃショーで展示することが決まっていたので、その作業を同時に進めていきます。
まずは、試作第2弾をもとに、複製をとり、プレスリリースと東京おもちゃショーの展示用にカットモデルと彩色モデルを作成します。
骨格構造が見えるカットモデル
彩色サンプルはアルビノカラーも合わせて4種類作成しました。
インドホシガメ
インドホシガメ(アルビノ)
ギリシャリクガメ
ギリシャリクガメ(アルビノ)
通常カラー版のかめでは、生き物感を出すために効果的な彩色方法として、「ふき取り」方法で首と脚を彩色する予定でしたので、その方法にてサンプルを作成しました。
どういう方法かというと、黒の塗料を脚全体に塗って、その後に余分な塗料をふき取ることで、形状のくぼみのみに色が入り、表面のディテールがはっきりするという方法です。
生きものの中でも爬虫類のような複雑なディテールが表面に入っている場合、この彩色方法だとディテールをはっきりさせていくことが出来ます。
甲羅部分の彩色をどうするかは、、、、
実はこの時点で決まっていませんでした。
そのため、仮で彩色してみました。
かめは甲羅が命です。
本物の亀の甲羅を完璧に再現するには、まだまだ勉強不足。
彩色方法をどうすれば最も本物っぽくなるか?
この段階では考えつかなかったので、後でもっと生体を観察して考えることに。
彩色モデル完成後に、それを目の前において、会社の広報と方と打ち合わせをして、プレスリリースの内容をまとめていきます。
話題沸騰のカプセルトイ「だんごむし」の次はまさかの「かめ」?
で、キャッチフレーズは決まりました。
プレスリリースの日程は昨年ガシャポン「だんごむし」を虫に絡めて6月4日(むしの日)に発表したので、今年も同じ日に合わせることになりました。
そして、このプレスリリースに、東京おもちゃショー2019での展示の告知を入れました。
東京おもちゃショーではこのように展示しました。
東京おもちゃショーでの「かめ」の展示
かめの内部構造をわかりやすく伝えるためのカットモデル
かめの説明用パネル
東京おもちゃショーでの展示ですが、カプセルトイを手掛けるベンダー事業部のブースは
「ガシャポン 生きもの展」
という生き物のカプセルトイを今年のテーマとしました。
また、バンダイブース前のステージでは、ダチョウ倶楽部さんと宇垣美里さんに「だんごむしの100万個出荷記念」を祝ってもらい「新型スマートガシャポン」の紹介をして頂いたほか、新商品として「かめ」も紹介して頂きました。
「ガシャポン生きもの展」の展示ブースでは「だんごむし」や「かめ」のほか、すでに発売が決まっている「まんまるこがね」と「だいおうぐそくむし」
参考出品でスズメバチやカマキリも展示しました。
連日多くのお客様にお越しいただき、“驚き”の声をいただくことが出来ました。
次回、かめ開発日記-03-<甲羅の形状決定>で、かめの甲羅の形状を詰めていきます。